猫を題材にした小説随筆や猫好き作家をご紹介
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高橋のブルース、パトリックのアランフェス
2012年フィギュアスケート世界選手権。
女子のSPの上位3人。
トリプルトウ+トリプルトウの争いだったことが、正直物足りなかった。
金、安藤選手が優勝した時はトリプルフリップに、最低でも2トウか2ループという組み合わせだったから。
彼女等は2ndジャンプが3回転を決めた時もある。
私の記憶ではトリプルトウ+トリプルトウを誰よりも高く飛距離もあって、2ndジャンプが高かったのは伊藤みどりである。
トリプルトウはジャンプの中では難易度が低い、とされている。
伊藤選手がTフリップやルッツのコンビネーションを跳ぶ事が少なかったのは、彼女に天下の宝刀…Tアクセルがあったから。
全盛期にはTアクセル+2トウという構成をSPで成功させた。その頃からすると、女子の技術は89年以降殆ど進化していない、ということになる。まさしく「20年に1人」の選手。
(加筆訂正有り)
全米では誰が世界選手権に出ても不思議ではない若い選手が多い。SPでジャンプを転倒するシズニー選手とスピン技術でもカバーしきれない得点を見て、国内で批判されないのか心配になった。
かつて陳選手が「Last Emperor」、クワン選手が「サロメ」で可愛いだけの選手から変貌を遂げた…同じ事をワグナー選手の「Black Swan」に感じる。プログラムの勝利。
白鳥といえば、バイウル選手の「白鳥の湖」(挑戦的な黒鳥、オデット!)に「瀕死の白鳥」で氷上のバレエを極めた。私の目も白鳥を演じる選手には厳しいのだが、ワグナー選手のプログラム、もしやベンジャミン・ミルピエ氏(N・ポートマンの夫)ではないよね?
フリーはやはり技術的に物足りなかった。
コストナーは誰も選ばない難しい選曲で、鈴木選手のような派手さはない。1つ1つの動きが彫刻のように美しい。絵画や建築で「○○派」というように、「コストナー形式」といった型ができている。他の選手のようにフィギュアですよ、という決めのポーズで終わらないのがいい。
男子シングルス。
SPの時点で4回転を連続ジャンプで決める選手が続出した。
女子を物足りなく思うのは仕方がない。
特に地元フランスの2人、最早ピークを過ぎたと思われるジュベール選手。今期初めて4回転を入れる構成にした若きアモディオ選手が調子を挙げてきた。GPでは不調の2人、真の実力者は「死んだ振り」が巧い。
フェルナンデス選手はあまりにもカナダというかオーサー色の演技にやや興ざめ、特にSP。もっとスペイン的な演技を見たい。練習では誰よりも好調だった小塚選手の試合での不調が残念。
アボット選手は、由香コーチ直伝の氷上の衝撃を吸収した軽やかな滑り。
フリーで羽生選手が高い評価を受けた。最終グループではないのに。現行の得点法の影響もあろうか。
「ロミオとジュリエット」は以前小塚選手も高い評価だった。それ以前に本田選手が(ロミオも演じたこともある)ディカプリオ主演の「仮面の男」で滑り、同じ選曲だったアニシナ+ペーゼラ組の妖艶さと比べ、ディカプリオと年齢も近いことで爽やかな印象を与えた事を思い出す。
最終グループ。6人がほぼ転倒なく、4回転やTアクセルを連続ジャンプで成功させる。高橋選手はもっと高得点でも良かったと思う。1,3位はジャンプとは関係ないが転倒があったことも含めて。
アランフェス協奏曲はボイタノ、「Blues for Klook」はウソワ&ズーリン、という私が大好きな選手が演じた名プログラム。
なので他の選手が使うと厳しい目で見てしまう。チャン、高橋選手ともに素晴らしいプログラム。チャン選手の4回転は誰よりも質が高い。3トウとの連続ジャンプなど、壁に近い。激突したこともあったので、カメラワークもそれを知った角度で捉えていた。
高橋選手はどんな曲でもこなす。フィギュア選手に珍しく、クラシックを使うことが少ないが、選曲センスがいい。音楽の表現では一番の選手ではないか。
プルシェンコ選手は欧州で優勝。世界選手権には不出場。出場していたら、どうだったろう。
ペアやIダンスの選手に惹かれなくなった。
大抵の技は出尽くした感がある。
これはG&G、T&D、デュシネ兄妹、クリモワ組、G&Pなど後続の選手たちにステップやリフトなどで影響を与えるような個性の強いチームが不在なことが原因であろうか。今挙げたチームはほぼ同時代に出てきた。
ダンスでは優秀な指導者がシングルスの指導に廻っている。タラソワ、モロゾフ、クリロワ、カメレンゴなど。これも大きい。
フジTVの報道は鬱陶しい。
なぜ男性アナウンサーは本田、荒川選手のような功労者を差し置いてジャニーズやアイドル女子アナに最初に質問を振るのか。
女子の話に戻る。ロシアのジュニア勢が予想に反して不出場。年齢のため? 欧州を見ていたら、13歳の選手もいた。
GPファイナルのEXに出た13歳(180度近いビールマンなど、北米受けが良さそう)とは別の子。ソトニコワ、タクタミシャワも凄いのに、空恐ろしい。
日本のジュニアの台頭を望む。
女子のSPの上位3人。
トリプルトウ+トリプルトウの争いだったことが、正直物足りなかった。
金、安藤選手が優勝した時はトリプルフリップに、最低でも2トウか2ループという組み合わせだったから。
彼女等は2ndジャンプが3回転を決めた時もある。
私の記憶ではトリプルトウ+トリプルトウを誰よりも高く飛距離もあって、2ndジャンプが高かったのは伊藤みどりである。
トリプルトウはジャンプの中では難易度が低い、とされている。
伊藤選手がTフリップやルッツのコンビネーションを跳ぶ事が少なかったのは、彼女に天下の宝刀…Tアクセルがあったから。
全盛期にはTアクセル+2トウという構成をSPで成功させた。その頃からすると、女子の技術は89年以降殆ど進化していない、ということになる。まさしく「20年に1人」の選手。
(加筆訂正有り)
全米では誰が世界選手権に出ても不思議ではない若い選手が多い。SPでジャンプを転倒するシズニー選手とスピン技術でもカバーしきれない得点を見て、国内で批判されないのか心配になった。
かつて陳選手が「Last Emperor」、クワン選手が「サロメ」で可愛いだけの選手から変貌を遂げた…同じ事をワグナー選手の「Black Swan」に感じる。プログラムの勝利。
白鳥といえば、バイウル選手の「白鳥の湖」(挑戦的な黒鳥、オデット!)に「瀕死の白鳥」で氷上のバレエを極めた。私の目も白鳥を演じる選手には厳しいのだが、ワグナー選手のプログラム、もしやベンジャミン・ミルピエ氏(N・ポートマンの夫)ではないよね?
フリーはやはり技術的に物足りなかった。
コストナーは誰も選ばない難しい選曲で、鈴木選手のような派手さはない。1つ1つの動きが彫刻のように美しい。絵画や建築で「○○派」というように、「コストナー形式」といった型ができている。他の選手のようにフィギュアですよ、という決めのポーズで終わらないのがいい。
男子シングルス。
SPの時点で4回転を連続ジャンプで決める選手が続出した。
女子を物足りなく思うのは仕方がない。
特に地元フランスの2人、最早ピークを過ぎたと思われるジュベール選手。今期初めて4回転を入れる構成にした若きアモディオ選手が調子を挙げてきた。GPでは不調の2人、真の実力者は「死んだ振り」が巧い。
フェルナンデス選手はあまりにもカナダというかオーサー色の演技にやや興ざめ、特にSP。もっとスペイン的な演技を見たい。練習では誰よりも好調だった小塚選手の試合での不調が残念。
アボット選手は、由香コーチ直伝の氷上の衝撃を吸収した軽やかな滑り。
フリーで羽生選手が高い評価を受けた。最終グループではないのに。現行の得点法の影響もあろうか。
「ロミオとジュリエット」は以前小塚選手も高い評価だった。それ以前に本田選手が(ロミオも演じたこともある)ディカプリオ主演の「仮面の男」で滑り、同じ選曲だったアニシナ+ペーゼラ組の妖艶さと比べ、ディカプリオと年齢も近いことで爽やかな印象を与えた事を思い出す。
最終グループ。6人がほぼ転倒なく、4回転やTアクセルを連続ジャンプで成功させる。高橋選手はもっと高得点でも良かったと思う。1,3位はジャンプとは関係ないが転倒があったことも含めて。
アランフェス協奏曲はボイタノ、「Blues for Klook」はウソワ&ズーリン、という私が大好きな選手が演じた名プログラム。
なので他の選手が使うと厳しい目で見てしまう。チャン、高橋選手ともに素晴らしいプログラム。チャン選手の4回転は誰よりも質が高い。3トウとの連続ジャンプなど、壁に近い。激突したこともあったので、カメラワークもそれを知った角度で捉えていた。
高橋選手はどんな曲でもこなす。フィギュア選手に珍しく、クラシックを使うことが少ないが、選曲センスがいい。音楽の表現では一番の選手ではないか。
プルシェンコ選手は欧州で優勝。世界選手権には不出場。出場していたら、どうだったろう。
ペアやIダンスの選手に惹かれなくなった。
大抵の技は出尽くした感がある。
これはG&G、T&D、デュシネ兄妹、クリモワ組、G&Pなど後続の選手たちにステップやリフトなどで影響を与えるような個性の強いチームが不在なことが原因であろうか。今挙げたチームはほぼ同時代に出てきた。
ダンスでは優秀な指導者がシングルスの指導に廻っている。タラソワ、モロゾフ、クリロワ、カメレンゴなど。これも大きい。
フジTVの報道は鬱陶しい。
なぜ男性アナウンサーは本田、荒川選手のような功労者を差し置いてジャニーズやアイドル女子アナに最初に質問を振るのか。
女子の話に戻る。ロシアのジュニア勢が予想に反して不出場。年齢のため? 欧州を見ていたら、13歳の選手もいた。
GPファイナルのEXに出た13歳(180度近いビールマンなど、北米受けが良さそう)とは別の子。ソトニコワ、タクタミシャワも凄いのに、空恐ろしい。
日本のジュニアの台頭を望む。
by suezielily
| 2012-04-04 19:04
| 野球、baseball