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林真理子「anego」

知人の米国人ALT2人が仲違いした時、別のALT男性が「女性の喧嘩は男性がらみ」と言った。
有名女性歌手の騒動がTVのワイドショーを賑わせている。所属事務所の女社長と彼女の夫が金銭のことで揉めていたそうだ。
林真理子の「anego」を読む。数年前のTVドラマは篠原涼子、赤西仁主演だった。
林ファンの私もあの乗りの話ならば、特に読む必要はないと思っていた。
TVドラマでは年上OLが若い同僚と初デートの際に、お洒落してバスケット一杯の手製弁当と気合が入っていた。黒沢は草ラグビーの試合に同行させ、豪華弁当は彼の仲間に分けられる。この場面はとても爽やかで印象に残っている。
これを書籍で探したが…無い!林作品ドラマの脚本ではお馴染みの中園ミホの脚色は大胆だ。弁当は彼の仲間にも評判だったので、彼女の姐御らしさは脚本に生かされている。ラガーマンという設定は原作では別の、重要な人物として登場する。

anego (小学館文庫)

林 真理子 / 小学館







奈央子は官僚と見合いするが、「TVの脇役によく出る、刑事の上役やっていた」俳優に似ていると原作にはあるが、ドラマでは神保悟史だった。
奈央子は黒沢に「私、見合いするから」と言う。この場面も原作にはないが、黒沢との関係は姉弟のようなもので結婚に結びつくものではないという点では原作(もっと生々しい関係ではあるが)を踏襲してはいる。
原作をぺらっとめくって、「これは読まねば」と思った。ドラマの2人は好演ではあるが、この恐ろしい作品をそのまま演じさせるのは、製作者側に躊躇があったのか。
そもそも黒沢はヒロインに対する最優先の男性ではなかった。会社の元後輩の絵里子の夫である沢木という外資系コンサルタント会社のエリート。奈央子は精神が不安定な絵里子の相談に乗るうちに、沢木と道ならぬ関係に。
この展開に進む前に第10章(+終章)のうち、第3章までが奈央子の「姐御」ぶりのエピソードが羅列される。絵里子が2人の仲を知り、奈央子の勤務先に告発文書を送るが、メールなどは給湯室に集まった「みんな同じようなことを経験している」後輩たちが「全部私たちのところで喰いとめる」という。彼女達の姐御への恩返し。
女性誌に連載中、絶大な人気を博したという。さもありなん。 恋愛ホラーと単行本の帯にはある。ラストが本当に怖い。
後に書かれる「下流の宴」もそうであったが、子供を使ったラストの絶妙さ。

下流の宴

林 真理子 / 毎日新聞社


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by suezielily | 2012-04-11 18:26 | 文学