猫を題材にした小説随筆や猫好き作家をご紹介


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平出隆「猫の客」

「このカード使えますか?」ジャスコ内にある福家書店で尋ねた。 イオンカードを貰ったので書籍が買えるなら、と思った。 店員の答えは「使えますよ」…この機会がなければ、河出文庫「猫になりたいフェアー」で数冊の猫関連本が書棚に並んでいることに気がつかなかったかもしれない。 そして新たな作家との出会い。
もう1冊、以前図書館で単行本を借りた稲葉真弓「ミーのいない朝」と共にカウンターで求める。 福家書店はなんとおつりを載せるゴムトレーに人気ブログ猫「まこ」の写真を使っている。 店員は私の「それもください」視線に気がつかなかったようだ。

猫の客 (河出文庫 ひ 7-1)

平出 隆 / 河出書房新社

隣の飼い猫に遊びに来られて仲良くなった夫妻が隣人にはそのことを告げていなかった。そこから先は読んでいない人には失礼なので書きませんが。。。

スコア:







初めて聞く名前の作家。本作はフランスでも翻訳され、単行本は3600部、文庫は22,900部を越えるという。
まず目についたのは、フォントが新潮文庫などを見慣れた目には違う書体が使われているということ。 何やら新鮮な印象をまず書体で受ける。
著者は北九州の出身。野球が好きなようでプレーもするし、所沢球場で観戦する描写もある。 西鉄ライオンズ時代からのファンかもしれない。
本作で描かれるチビという猫は平出夫妻の飼い猫ではない。 著者は広い敷地内の離れに住む店子であり、東隣にある別の店子夫妻と5歳の男の子が飼う猫である。 大家である老婆は夫を介護しているので、間借り人としてペットと子供は歓迎しない。 チビの飼い主母子はどうにかおばあさんを説得して飼い始めた。 チビはやがて敷地の境にある破れた金網を抜けて平出家への出入りを覚えるようになる。 訪問は頻繁になり、平出家ではタオルが敷かれた蜜柑箱や皿も用意された。
他人の飼い猫との交流が描かれた話は他に群よう子のエッセイ(友人である女優「やっぱり猫が好き」の長女役・もたいまさこの飼い猫)でも読んだ。
本作では大家(老人2人暮らしに静寂が必要な為「子供とペットはお断り」という賃貸契約書のことを後で謝った)との交流は描かれるが、チビの本来の飼い主との交流は特に無い…後に悲しい形で描かれるまでは。
老人は入院し、老婆も介護つき老人用マンションに移る。 やがておじいさんは亡くなり、家と土地は1年以内に売られることに。 当然、店子である平出夫妻は出て行かなくてはならない。それはチビとの別れを意味する。 「いっそ攫ってしまおうか」と冗談をいうくらい夫妻の家と心に入ってきている猫であった。出ていくまでの猶予の日々でチビとのつながりは益々深いものに。 そんな中、チビとの別れは引越しではなく思いがけない形でやってきた。
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by suezielily | 2012-05-31 10:41 | 猫書籍