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わたしも猫語を話せるわけ

作家の庄司氏とピアニストで達者な文章もお書きになる中村紘子氏といえば、人も羨むインテリご夫妻である。 庄司薫氏の「ぼくが猫語を話せるわけ」を古書店で手にするまでお2人が猫をお好きだとは、知らなかった。 中公文庫(巻末の日本文学の既刊目次を見ると、既に絶版になっていそうな本が多々ある)の初版が1981年であるから、この本に書かれたシャム猫のタンク君はもう生きてはいないのだろう。
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紘子氏はこのエッセイで挿絵も手がけておられる。 これがまた、巧い。 新藤兼人監督の猫エッセイもそうであったが。 紘子氏の書かれた「-わたしも猫語を話せるわけ-」という解説がある。 これが17ページに渡り、しかも素晴らしい随筆であるので別個に書評を書くことにした。
タンク・タンクローには元々ピッツィカート・フォン・フィリックスという立派な名前があった。 NYのペットショップで生後1ヶ月ほどのシャムの仔猫たちの中に、店主曰く「牝は百ドルだけど、牡はぐんと安いのさ」という30ドルの子がいた。とはいえ、1ドル=360円の時代である。留学生には大きな出費であったが、大きな場所をさき、大きな音を立てる楽器と暮らすピアニストには部屋代をシェアするルームメイトも見つからぬ。 犬よりは手がかからぬし(これが後に大きな間違いだと気づく)、ホームシック防止の役割も期待した。
日本での演奏会のために帰国し、留守中は祖母に預けることに。食事どきや飼い主たちのベッドで眠る以外は、「人と没交渉の自閉的イヤミなデブ猫」というピッチ。
そんな中、庄司氏が初めて中村家を訪問する。彼の猫への対応ときたら、バカな猫呼ばわりを始め、紘子氏の常識に当てはまらない。 それなのにマンションの火事騒ぎの時、「ピッチは初対面で犬びいきの庄司さんの足元にひしと寄りそうように」していたという! 後に庄司氏と結婚するに至り、紘子氏のピッチへ接し方や考え方も彼に大きく影響されることとなる。 名前まで、タンク・タンクローやタヌキと呼ぶ夫につられてか、タンクと呼ぶように。 タンクへの愛情=夫への愛情であり尊敬であることは、明白。
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by suezielily | 2012-06-12 18:40 | 猫書籍