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ぼくが猫語を話せるわけ

「或る日ぼくは、主観的に全く突然に、一匹の猫の居候を抱えこむことになった。これは一大事だった。」という書き出しから始まる本書。 彼(ピッチ)は豪勢な引越荷物と預かる側への手みやげであるコニャック1本と共に、本来の飼い主に連れられてやってきた。 それから5年。 居候はまだ本来の飼い主込みで住み着いている。
東京生まれで日比谷高校、東大法学部卒で芥川賞受賞、とかつての一高 → 旧帝大の文士の伝統を現代的な形で引き継いだかのような筆者の洒脱なエッセイ集。 タンク(ピッチ)と作者の写真、中村紘子氏の挿絵(猫の絵有り)、解説と豪華な内容。 
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ぼくが猫語を話せるわけ (1978年)

庄司 薫 / 中央公論社





「猫との散歩」と「珈琲をのみに行く」が特にいい。
猫に犬のように、リードをつけて散歩をする人は近年割りと目にする。 薫氏が本作を書いた頃はとても珍しかったのではないか。 まして、シャムにあるまじきデブ猫で、顔はシャムの特徴であるシールポイントのこげ茶色。タヌキか何か他の動物と勘違いされることもあったそうだ。
タンクは散歩が好きだが、自動車は怖い。 しかも「散歩の途中で、喫茶店に入ってお茶をのむのが大好き」という高尚な?趣味を持ち、特に「珈琲が好きだ」し、「ブルーマウンテンが気に入っている」という「どこまでも生意気なやつ」である。(だから顔色が珈琲色なのか…違うか!)
勿論、喫茶店に犬猫を連れて入店することなど至難の技。 「お客が他にもいたら、まずはダメだ。」「すいていることが分かったら、初めて店の主人ならびに従業員諸兄姉の人品骨柄をうかがい、」「一杯の珈琲にささやかな休息を求める不安な存在――についての洞察力を期待できるかどうか、」
筆者は猫との連携プレーでまんまと猫同伴での入店に成功する。 飼い主の目配せが合図で猫は一世一代の可愛らしい声で鳴いてみせ、「あら可愛い」という店側の声を聞くのだ。
「2人」はとうとう、珈琲が東京一美味しくて綺麗な、猫の足でも自宅から10分とかからぬ理想的な珈琲専門店を見つける。なぜか何時行ってもお客は少ないという。 猫の希望でお店の名前は書かれていない。お客が増えて、彼らが入れなくなると困るから。 この辺のくだり、井上ひさしの「喫茶店考(キサテノロジー)」を思い出した。
猫との散歩や猫同伴での喫茶店入店という時代の最先端?をいっていた庄司氏、昨今の猫カフェについてどうお考えだろう。
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by suezielily | 2012-06-12 18:44 | 猫書籍