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林真理子「RURIKO」

まず、秋山庄太郎氏が撮影した美しいポートレイトの装丁にうっとりとする。
溥儀や甘粕大尉の名前も登場する、満州での浅井源二郎はヒロイン・浅丘ルリ子こと信子の父。彼女の幼少時が描かれる冒頭の章をすっ飛ばして先の頁を読む。こんな読み方をした人は少なからずいるだろう。
ルリ子という大輪の薔薇が咲き誇った土壌…昭和の芸能史の磁力の強さ。そのうえ、太陽が輝き、渡り鳥が飛び、ひばりが空高くさえずっていたのだ、同じ時代に。





勿論、この小説はルリ子、旭、裕次郎、ひばりを中心に描かれる。 最後の章は、ルリ子と旭の2人でさえかなわなかった2つの巨星が相次いで亡くなる昭和の終焉に大きく頁を割くこととなる。
この場面を少なめにして、ルリ子の主演作である「愛の渇き」と「鹿鳴館」の撮影現場のことを多めに書いてほしかった。 彼女にとっても遣り甲斐のある作品だっただろうし、「愛の渇き」公開時は三島の生前だったので、彼とのやりとりに興味がある。
4人の実在するスターの名前があまりにも大きいためか、正直、良く書かれたルポルタージュや伝記以上の作品とは思えない。 実在する有名人の小説としては、「ミカドの淑女」、「白蓮れんれん」、「女文士」と比べても何も林真理子が書かずとも、と感じる。
松竹最初のヌーヴェル・ヴァーグ作品となる「憎いあンちくしょう」の撮影場面、特に博多山笠でのシーンはなかなかの迫力である。
巻末に参考文献を掲載。下田歌子、柳原白蓮、真杉静枝を書いた作者であるが、参考になさった文献の数はもっと多かった。旭、裕次郎、ひばりの名前の文献はあるが、ルリ子の名前が題になった書籍がないのが意外だ。
裕次郎の臨終に大原麗子と駆けつけようとして、長門裕之らが石原軍団に止められた。 彼女らも諦めた。渡徹也よりも付き合いの長いはずの彼らが。何か歪んでいないか。 数年前、麗子の葬儀で弔辞を詠んでいたルリ子を思い出す。 長電話に迷惑した、という悪態がかえって親密さを窺わせた。 麗子が「私には代表作がない」と言っていたのを思い出す。 「春日局」はいいとして、死後、お酒のCMが盛んに紹介されたのは女優として悔しいのではないか。 ルリ子はどうだろう。裕次郎や旭、渥美清らとの共演作ばかりが報道されないことを祈る。 まだまだお元気でいて欲しい。
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by suezielily | 2012-06-26 18:26 | 文学