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柴田よしき「猫と桃」

猫探偵正太郎とバツ1のミステリ作家の桜川ひとみのシリーズ。猫探偵「正太郎の冒険② 猫は聖夜に推理する」に収録。初出は「小説宝石」2012年9月号。
作品中、名前もつけられていない22歳の、福島出身の女子大生が主人公。そこそこ美人らしい描写で、プライドも高い。バブル崩壊後10年。マスコミ関係へ就職志望だが、なかなか就職が決まらない。若さと美貌を利用して、水商売のバイトをしていたが、そこで知り合った上場企業の平取締役、40代の既婚者の柳沢孝一。感じも悪くなく、モテるし、振る舞いも連れて行く店も洗練されている。マスコミにコネのある彼に頼るか。




夏になると実家の母が大きな箱いっぱいの桃を送ってくる。食べても食べてもなくならない桃は処理に困る。
東京で買うと高いので贅沢な悩みではある。柳沢から京都の大文字を見ないかという誘い。冷蔵庫に最後に残った桃をビニールのストックバックに入れ、旅行に持参するバッグにしまう。柳沢と半分こしようか。
京都駅でタクシーを待っていると、キャリーバッグに猫を入れた女性と出会う。琵琶湖の観光を勧められる。
その時、気になる人物と出遭う。
大文字焼きを見ている時に…という場面は、松本清張の短編小説(確か、「火と汐」という題名)へのオマージュなのか。桃、という小道具も清張の「顔」(これは清張が芥川龍之介の「蜜柑」を意識したものだろう)を思い出す。効果的な小道具に猫、が加わった作者のオリジナリティが猫好き本読みの私には嬉しい。
主人公の描写は林真理子の諸作品を思わせる。
林氏か森瑤子かどちらか忘れたが、「大抵の女は自身の事をスカーレット・オハラだと思っているが、メラニーであることが大半だ」といった事を書いていた。作者のいう「東京で買うと高い」というのは主人公のことであろうか。田舎へ帰れば、悪くない就職先と縁談があるかもしれない。都会でもがく、若く容姿も悪くない「あたし」の贅沢な悩み、って?
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by suezielily | 2012-10-25 19:06 | 猫書籍