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豆の上で眠る――猫

週間新潮で湊かなえの小説「豆の上で眠る」の連載が始まった。
以下、2月21日号掲載の第2回目より、
「茶色いメッシュ地が現れる。中にいるのは、猫だ。白い長毛に青い目をした子猫は、メッシュ地にピンクの鼻をこすりつけるようにしながら、おばさんを見上げて、ニャア、と鳴いた。『一駅だから我慢してね』 その言葉に少しだけホットした。 おばさんは猫に向かって言ったが、やや大きめの声は、私にも聞かせようとしたのではないだろうか。(中略)鞄の端のメッシュポケットには手回り品料金の支払い票が入っているので、(中略)しかし、動物との相席を好まない人はたくさんいるのではないか。」





「そんな私の焦りなどおかまいなしに、子猫はニャアニャアと声を上げている。いや、不安を感じているような鳴き方だ。」
主人公の結衣子は大学二年生の夏、帰郷の際、新幹線の車中で相席した年配の女性が猫を入れたスポーツバッグを持っていることに気がつく。視線があってつい、かわいい、というと、女性は猫の話を始めた。結衣子も昔、飼っていた、と言ったのに安心したらしい。
しかし、見知らぬ女性の子猫が思い出させたのは、結衣子の子供時代の辛い過去だ。
「万佑子ちゃんが行方不明になった二ヵ月後、母はペットショップで猫を飼ってきた。」というのだ。
母は姉娘の不在を埋めようとしたのか。勿論、娘の代わりには到底ならないが。
「万佑子ちゃんがいなくなったのは私のせい……。 罪悪感で猫に触れることができなかった私に母は、結衣子が名前を付けなさい、と言ってくれた。」
その猫はブランカと名付けられた。
確か、白、の意味があることばではなかったか。いや、ブランク、「空白」とも取れる。
連載の2週掲載文では、姉の行方不明の経過や猫のブランカのその後については触れられていない。
「えんどうまめの上にねたおひめさま」という童話がこの小説の題名にちなんでいるようだ。結衣子の回想にも、その童話の一節が度々引用される。現実にある童話なのか作者の創作なのか、分らないが。
「告白」と「夜行観覧車」を部分的に読んだだけだが、この作品はその2つとは少し違うようだ。
謎めいた内容であるし、作者よりも若い世代の作家が書いた私小説のような趣もある。

夜行観覧車

湊 かなえ / 双葉社


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by suezielily | 2013-02-20 19:02 | 猫書籍