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須磨章「猫は犬より働いた」

NHKのドキュメンタリー番組の企画、制作に携わってきた須磨章氏の本である。慶大法学部卒。2004年の発行時点で、放送総局担当局長とある。現在、岩合光昭氏の猫番組がBSで放送されているのもこの方の意向だろうか?
「プロローグ――猫派からの反論」、「Ⅰ 現代猫の憂鬱」、「Ⅱ 日本渡来物語」、「Ⅲ 唐猫ブーム」、「Ⅳ お上のお触れ」、「Ⅴ 鼠退治」、「Ⅵ 時を刻む“猫”」、「Ⅶ 瞳の中に何を見たか」、「Ⅷ 貴族の館へ」、「Ⅸ 現代猫の“新職業”」、「エピローグ――ネコとヒトの未来」の各章と、「ネコとヒトの”世界地図”」「ネコとヒトの“関係史”」と相当数にのぼる参考文献と資料。須磨氏の飼い猫が書かれたエッセイも9つ収録されている。

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新職業の中に猫カフェの猫スタッフ、の記述がない。日本で猫カフェが登場したのは、大阪の「猫のじかん」と町田の「猫のみせ」の2軒が元祖である。2004年発行のこの本では無理もない。
映画、ドラマ、CMなどで活躍する「タレント猫」やの記述もないが、これを調べだすと更に膨大な資料に及ぶのであえて触れていないのだろうか。
冒頭のカラーページでは、のフランス?貴族の少女と猫が描かれた絵画2枚がある。ジャン=バティスト・ペロノーの「ネコと少女」(1745年)、ルイ=レオポルド・ボイリーの「ガブリエル・アルノー」(1813年)だ。

貴族と猫といえば、M・アントワネットも猫を飼っていた。アメリカへ逃亡を図り、失敗したがアンゴラ種の猫だけが大陸を渡ってきた、という。
須磨氏は「必ずしもアントワネットの猫が渡ったのではなく、同種のアンゴラが渡ったという意味ではないか」「悲劇の王妃マリー・アントワネットに何か救いになるようなエピソードがほしいという人々の気持が相俟って生まれた話ではないだろうか」という。なるほど。

尚、そのアンゴラ種の猫がアメリカ産のメインクーンの元祖だ、と「Animal Planet」の「ねこまにあ」という番組で紹介されていた。猫種別の猫紹介番組だ。
唐猫ブームの章では、「敷しまや 大和にはあらぬ 唐猫を 君が為にと 求め出でたり」(蒙頌之夫木集)という歌が引用されている。

源氏物語や枕草子よりも早くに猫のことが書かれたのが宇多天皇の日記である、ということはくるねこ大和さんのおかげで知ってはいたが、須磨氏は「二十三歳の天皇にしては難解な文章で、この猫が天皇の手元にくるまでの経路も事細かく記されている」「『堀中の玄壁』とか『雲上の黒竜』といった格調のあるほめ言葉が使われており」ということに気がつくとは、学者ばりの洞察力だ。
 この本は各章とても面白いので、是非ご一読を。
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猫は犬より働いた

須磨 章 / 柏書房


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by suezielily | 2013-06-25 23:06 | 猫書籍