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黒猫

澁澤龍彦の「ペロー残酷童話」の「Ⅱ 童話の中の秘密の傷」より、『エロティック・シンボリズムについて』から、抜粋。
「文学・絵画にあらわれた象徴」という項より。
「名著の評判高い『エドガー・ポオ論』のなかで、心理学者のマリー・ボナパルト女史は、(略)と断定している。その傍証として、女史が引用しているフランスの俗謡は、次のような内容のものだ。
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 『お父さんがあたしに亭主をくれた   でも何て小ぽけな、貧弱な男なの!  あたしの猫が鼠と間違えたほどよ……』  小さな鼠(略)をぱっくりと呑みこんでしまう猫は、(略)の象徴としか考えられないであろう。(略)エロティックな観点から眺められた猫の特徴は、まず第一に、毛が密生していること、それから体温が温かいこと、撫でられると咽喉を鳴らし、手をふれると毛を逆立てて興奮すること、媚態を示すこと、などであろう。しかしマリー・ボナパルトは、名高いポオの短編『黒猫』を分析して、黒猫が単に(略)の象徴であるのみならず、またポオの文学的世界では、母の(略)象徴でもあることを証明しようとするのである。
女史の推理によると、ポオの短編の中で黒猫が(略)、ちょうどギリシャ神話のエディプス王の物語で、エディプスの母のイオカステが(略)と同じだという。(略)ポオの母親コンプレックスがそこにはっきり現れている、というのである。
しかしポオの場合は特別であって、一般には、黒猫は単に(略)の象徴にすぎなかろう。
マネの裸体画『オランピア』では、寝そべった裸体の女性が(略)その傍に、一匹の黒猫のいるのが見える。」
 …(略)の多い引用で申し訳ない。本書を手にとってお読み頂ければ、分かると思う。こういう書き方でも想像がつく方もおられるだろうけど。
 「黒猫」も「オランピア」も有名な作品なので、ネットでも検索できるだろう。
ポオの作品については、ネット上の「青空文庫」でも日本語訳が読める(ボランティア入力者様達に感謝!なぜかそれに乗っかって、電子書籍として商売している大手IT会社は「ずるい」と思う)。
 澁澤龍彦の長年の愛読者であるが、こういう内容で猫について言及していたとは、迂闊にも気がつかなかった。
黒猫の象徴にも色々なのだなあ。
「オランピア」は発表当時、大変スキャンダラスだったそうである。黒猫だけではなくて、傍らに黒人女性の召使までいるのだし。
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by suezielily | 2013-11-09 18:38 | 猫書籍