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森瑶子「猫」

森瑶子の短編に「猫」という作品があった。
少し読み進んでいくと、ヘミングウェィの「雨の中の猫」をモチーフに書かれたことが分かる。
ヘミングウエィの作品の中ではそう有名ではなさそうなのに、これに着目する作家は猫が好きなのだろうか。
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「雨の中の猫」の内容を思えば、森さんの「猫」もまた、妻のほうの気持ちの危うさが書かれるのだろうか、と期待して読んでいく。

新婚旅行らしき若い夫婦がマレーシアのホテルに滞在している。夫は朝食、昼食、夕食のときしかコッテージから出ようとしない、という冒頭の描写。二人の関係は早くも危うさを孕んでいる。
夫は男性専門誌のマリリン・モンロー特集の記事を眺め、妻は「豹のような猫科の動物を思わせ」るホテルの使用人の男の褐色の肌から視線を離さない。
二人とも、お互いの存在から別の異性に目を奪われている。
夫は雑誌という媒体を通してだが、妻はより直接的に(つまり、より危険な状態)。
「若妻は、ヘミングウエィのとても短い物語を不意に思い出した。『雨の中の猫』という、(略)掌編小説だった。」
妻は、マレーシア人の男を見て、思い出したのであった。
 夫は「老人と海」なら読んだことがあるが、と妻の「読んだことがあるか」という質問に「つまらなそうに」答える。
 夫は、読んでいる雑誌から、M・モンローとディマジオ、ケネディ、A・ミラーとの関係に連想していく。
「 ディマジオの肉体、アーサー・ミラーの知性、ケネディの権力、マリリン・モンローは全てを手に入れたのに、なぜ死んだのだろうか。」
「『猫を探しに行くわ』
『猫?』夫は眠そうな声で言った。」

猫、が暗示するものは勿論…。
ヘミングウェィの「雨の中の猫」では、妻が短い髪に飽き飽きして「髪を伸ばしたい」とか、「猫を飼いたい」と言って夫(多分、ヘミングウェィ)に軽く受け流される。
妻は神経を病みそうに繊細で、彼女の要求が「どこかへ定住することを許さない、手入れに便利な短い髪と猫も飼えない状況を強いられている」ことを想像させる。
 これに比べて、森さんの描く妻はもっと能動的でセクシーだ。

 以前、森瑶子のドキュメンタリーを見たことがある。
英国人の夫は日本で生活をしていても、食事などの生活習慣を英国流から変えようとしない。
高名な作家である妻にも、完璧な妻、母であることを強要する。

お洒落で華麗な、美人ではないが美人らしく振る舞ってそれがサマになる方であった。
森さんの作品を沢山読んだわけではないが、恋愛小説の女王という印象がある。
ヘミングウェィのこの短編に、自身の夫のイメージも少し重なったのだろうか。
せめて小説の中ぐらいは…ということだろうか。

A Japanese writer quoted “The Cat in the rain ” to her own short story.
 “A Cat” written by Yoko, Mori, it is a short story which describes a Japanese young couple who stayed in hotel in Malaysia in August.
It looks a newly-wed’s honeymoon and never told their own name, the writer just calls them “a young wife and husband”.
He read Men’s magazines and paid attention to the articles about Marylyn Monroe.
While talking about Joe DiMaggio and M.M, she watched out the grass garden.
As she felt boring, she noticed a young Malaysian employee cutting grasses, just wrapping his waist with clothes and half-naked.
His dark skin like cheetah, suddenly remind her of Hemmingway’s short story, “The Cat in the rain”.
She asked her husband if he had read it, he only answered “I read An Old man and the sea”. It sounded he felt no interest.
He just continued to talk about M.M, J.D (physical beauty) and JFK (political power), and Arthur Miller (intelligence). She wondered if why M.M died yet she had gotten every type of men.
(translated by suzielily)

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by suezielily | 2014-02-13 17:23 | 猫書籍