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有馬頼義の猫

中央公論から出版された「猫」の中に有馬頼義の「お軽はらきり」という作品があり、収録作品の中で一番良かった。
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有馬頼義というと、「父は旧久留米藩主で伯爵」「母は北白川宮家の出」という家柄。
五木寛之氏が直木賞を受賞した際の審査員の一人。ジャズの演奏の描写が巧みに盛り込まれた、それまでにない作風の新人作家を強く推挙したそうだ。
以下、本文より抜粋。
「 何故私が二匹もらつて来たかというと、お軽、勘平という対の名前が面白かつたのと、きようだいの猫が果して将来夫婦になるだろうかという、かねたからの疑問を解決したかつたからだ。」
「子猫達の母親は、はつきりペルシア系の特徴を持つていたが、お軽、勘平になると、牛乳を水で薄めたように、その特徴が稀薄だつた。しかし雑種であるために、母親の持つていない、平凡な、市民性があつた。二匹をくらべると、お軽の方に幾分濃く、母親の特徴が残つていた。」
「 一匹の牝猫に、毛並の違つた数匹の子猫が産まれる。一匹ずつ父親が違うのだという説もあるし、何匹かは同じ種だとも言われる。猫を専門的に研究している人が少ないので、どれが正しい説なのか素人にはわからない。」
 ある日、お軽が体調を崩した。若い獣医の見立てに従ったが、容態は悪化するばかり。
「 獣医の誤診だつたのではないか、ということが、突然私の頭に来た。」
「お軽が失踪してから、ちょうど十一日目の夕方、母がけたゝましく私を呼んだ。(略)
不思議なことばかりだつた。どんなに腫物が化膿して大きくなつても、腫物自体が、腹の皮を破つて外へ流れ出す筈はない。だとすれば、お軽が自分で外科手術をしたとしか考えようがない。(略)
私は考えているうちに、寒気を覚えた。正しく獣医の誤診だつたのだ。」
「1カ月程で、お軽はもとのようになつた。」
「『猫は、やつぱり魔性ですよ』
女達はそう言った。」
 お軽、勘平という名前が何かの引用らしいのだが。心中もの?、歌舞伎?…勉強不足で分からない。
有馬頼義の他の作品も読んでみたくなった。没落華族の事が書かれた書籍(某女性歌手と噂のある、旧皇族の学者にもその種の著作があるだろうか?)にも興味があるのだが、彼にもそういった作品があるのだろうか。

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by suezielily | 2014-03-04 17:28 | 猫書籍