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城夏子と猫

寡聞にして知らなかったが、城夏子という作家がいた。
市川慎子の「おんな作家読本」の中に森茉莉や吉屋信子など、有名な作家と共に紹介されていた。
猫が好きだったそうで、白い猫と一緒に写った小さな写真が掲載されている。
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以下、城夏子の項より、抜粋。
「『猫の運んだ手紙』は、(略)ロマンティックな短編小説だ。
物語は、猫の首に結ばれたこんな手紙から始まる。
『この猫の飼主さま
なんという名なのでございましょうか。姿も気質も大変可愛らしいお猫さんでございますから、たぶん野良ちゃんではないことと存じ、この手紙を首に結びつけてみました』
猫に結んだリボンの色をとって『ピンクのリボンさま』『青いリボン様』と交わされる文面がなんとも愛らしい、全篇往復書簡で綴られた恋物語だ。
夏子が晩年に入居したホームでは、ペットを飼うことができなかった。(略)
部屋のあちこちに猫の置物や絵葉書などを飾って楽しんだ。そのなかには画家・猪熊弦一郎がこの作品のために描いた『薔薇をくわえたり封筒をリボンで首輪に結びつけられたりして、九様の姿態を見せる(〔老人ホーム春夏秋冬〕)猫たちの挿絵原画もあったという』」
夏子の遺品の写真がある。猫の置物や絵葉書などが五点。
森茉莉(も猫好き)も彼女の家を訪問したそうだ。
夏子のお気に入りということで、サンジェルマンというパン屋のエピの写真。カカオフィズのオンザロックを飲みながら食べていたそうである。
「豚のほろ酔い鍋」という料理のレシピが書かれているが、向田邦子にも同様の得意料理があった。
なお、「猫の運んだ手紙」は三笠書房の「恋する女たち」に収録されているという。読みたい!
「夏子が飼った代々の猫には、壺井榮や宇野千代からもらった猫もいた。千代は鯵の水煮を詰めた蒔絵のお重を持ち、車で猫を連れて来たという。」
猫を大事にしていたというよりは、宇野千代の羽振りのよさが分かるエピソードだ。市川氏のこの本で紹介されている作家のうち、文学記念館などで当時の家が再現されているのは林芙美子、吉屋信子、宇野千代だけである。
 仲里恒子の「時雨の記」にも猫の描写がある。生原稿の写真が掲載されている。
「敷き替へたばかりの灰色の絨毯の上に、点点と、猫の足跡がついてゐる。老猫の三毛は、池のまはりの湿った土の上を歩いては、すぐ、居間の敷物の上で足の裏を拭くやうにして、食堂の隅の椅子の下に座りこむ。
 三毛は、小さい時から糞尿の癖がわるくて、三毛の好む場所へ砂箱をおいても、ほかの場所へ尿をする。(略)三毛の気に入るやうに置きかえ、(略)わかったやうな振りをするだけである。」
 城夏子よりは仲里恒子の著作のほうが入手しやすいような気がする。現に「忘我の記」の文庫を古書で所持している。 
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反貞女大学 (ちくま文庫)

三島 由紀夫 / 筑摩書房


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by suezielily | 2014-04-18 17:09 | 猫書籍