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風野真知雄「金魚の船頭さん」

風野真知雄の「歌川国芳猫づくし」に収録された「金魚の船頭さん」より、抜粋。
「たしかに猫にも黒白のぶちがいて、模様はそれぞれ違っても、見分けることはできる。だが、金魚のぶちの違いはずっと微妙である。」
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「しかも、金左衛門には猫たちまで懐いた。皆、ごろごろ言いながら、すり寄っていくのだ。
『よし、よし、あんたたちにも土産があるよ』
 金左衛門はそう言って、来るたびにかつおぶしのかけらを猫たちに与えた。
 ただ、ふだんは人懐っこいトラ猫のキヨマサだけが、金左衛門を嫌いらしく、手を出されるとひっかいたりするのは不思議だった。」
「『猫がいても飼えるかい?』
『(略)金魚を飼ってしまったら、逆に猫を飼うのをやめにしたくなりますよ』
『そりゃあ、ありえねえな』
国芳の猫好きは年季が入っている。猫のいない暮らしは耐えられない。」
「『おい、キヨマサ。こっちにおいで』
国芳は、通りかかったトラ猫を呼んだ。
『みゃあ』
キヨマサは返事をし、国芳の膝の上に飛び乗ってきた。キヨマサは飛んだりするときのしぐさが、いかにも虎のような強靭さを思わせる。
『よしよし、お前はかわいいな』」
「 こういうときこそ国芳は、猫に手を伸ばし、喉のあたりをくすぐり、ごろごろという声に慰めを見出すことにしている。少なくとも猫は、国芳を殺そうとはしない。(略)
猫の柔らかさが、浮世を柔らかくしてくれる。」

 金魚屋の金左衛門という男が金魚の絵を版画ではなく、肉筆で描いて欲しいと国芳に依頼してくる。金左衛門は絵の「仕掛け」にも気がついていた。
国芳は金魚や猫の絵と見せかけて、将軍や役人をおちょくったり、役者絵を描くことを禁じられた時期も猫の顔を役者に見立てて描いたりしている。

 この短編集をもしTVドラマ化するならば…NHKかな、やはり。
描ける俳優ならば片岡鶴太郎か榎木孝明。
美男であるという設定ではないので…と言ったら前者に失礼ではあるが。
リリー・フランキーもいいが、謎の多い、天才肌の北斎のほうが合いそうだ。
などと、妄想キャスティングは楽しい。
ちなみに鶴太郎さんは、以前から猫の絵を描いて欲しいという依頼があったが「経験しないことは描けない」と断ってこられた。それが、時代劇で猫と共演してその猫と余程意気投合したのであろう、猫の絵本を出版なさる事態になったそうだ。

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片岡鶴太郎 画集 小猫

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by suezielily | 2014-06-01 17:15 | 猫書籍