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猫は神さまの贈り物

「猫は神さまの贈り物《エッセイ編》」より、目次。
「谷崎潤一郎  猫と犬/猫――マイペット
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/奥野信太郎  養猫記/木村荘八  我猫記/私の猫達/寺田寅彦  舞踏/大佛次郎  お通夜の猫/山寺の猫/ここに人あり/豊島与志雄  猫性/白石冬美  桃代の空/吉行淳之介  モテる系統のネコ/長部日出雄  家なき猫たち/山本容朗  ネコと戌年作家/ネコ派/熊井明子  私の猫がいない日々/中村眞一郎  私の動物記・猫/猫の災難/柳田國男  猫の島/山崎朋子  わが家のライオン/猫の引っ越し/黒田亮  猫にマタタビの誘惑/島津久基  銀の猫/ミヤマケイ  改訂版あとがき」
白石冬美の「桃代の空」より、抜粋。
「 桃代が和田誠さんの家にはじめてきたのは、三年ほど前のある金曜日の夜でした。
 赤塚不二男さんがもってきた籠の中から、灰色に黒のしま模様の、とんがり顔した仔猫が、細くて長いしっぽをふりたてて四匹、わらわらぁーと、まちかまえていた私達の前に現れました。(略)レミさんから、『仔猫がくるから、見にこない』との電話をもらい、さっそくかけつけてきたのです。
(略)レミさんは(略)『これがいい』とはなかなかいいません。(略)どうやら和田さんのお許しが出ていないらしいのです。」ということだったが、結局仔猫を貰いうけ、パリに関連した洒落た名前ではなく、桃代と名づけられて和田夫妻に大層可愛がられることとなる。
 夫妻が海外旅行に出掛けた間、冬美さんが桃代を預かることもあった。
「 私がお風呂に入ると、たちまちやってきて、しっぽを身体にまきつけて行儀よく坐ると一部始終をずっとみています。すべての猫の例にもれず、用をたす時は砂箱の上で、実に優雅に空をみつめ、哲学者のような詩人のような崇高な気品にあふれていて、猫ほど美しく用をたす動物はいないのではないかと私はまた思うのでした。(略)
 やがて和田家に玉のような唱君が誕生して(略)桃代はレミさんの実家平野家にゆき、(略)桃代はいつも素直に与えられた場所になじむ、けなげな猫です。」
 その後、桃代はイラストレーターの田村セツコさんのところへゆくこととなった。
「 和田さんと(略)渋谷公会堂に(略)いった帰り、(略)『セツコさんのとこ渋谷だから、この辺りかな』とほんとになにげなく『ももォモモォモモ、桃代ォー』と呼んだのだそうです。すると、遠くから応えて確かに『ニャオン』と猫の声。(略)『ニャーン』と応える声がだんだん近づいて(略)ひらりと足許に猫の影、身体を二人にすりつけて、そして今は確かに桃代の鳴き声です。」
 桃代も凄いが、レミさんの声にも何かパワーがあるのだろうか。福岡の放送局で長く料理コーナーをやっておられたのを私は見ていたので、「ももォモモォモモ、桃代ォー」というレミさんの声が頭の中に再生できる。
山本容朗の「ネコ派」より、抜粋。
「 第八十五回芥川賞の選評は、それぞれが、みな趣きのあるものだった。
 その中で、安岡章太郎さんは、冒頭に次のように書いていた。
『世の中には、ネコ好きと、イヌ好きと、二種類の人がゐて、ネコ派とイヌ派はまつたく性格や嗜好がちがふらしい。私はイヌ派であり、したがつてネコ派の文学には同調しかねるはずであるが、『小さな貴婦人』(吉行理恵)はおもしろかつた。(略)』
 私は『ネコ派』にこだわる。
 周知のように、芥川賞は、吉行理恵さんの『小さな貴婦人』に決った。」
画家である木村荘八の「我猫記」より、抜粋。確か、大佛次郎の著作の挿絵はこの方であった。
本書にも、木村画伯の頁にはご本人の猫の絵が掲載されている。
大佛が「お宅は、当時」と聞いただけで、「十四匹ですよ」「それは、内より一匹多い」と話が通じる間柄であった。
「 僕はかねゞ猫を愛好すること、イヤ、愛好というと、それに特別に意識があつてアイするようであるが、コドモの有る人が、よもや自分はわが子を『愛好する』とは特別に云わないだろうし思わないだろう。
(略)現在十匹いる。
 ポクン、マック、ブキ、ゲムン、コン、オコン、メクン、ガッツ、狐、狸。
(略)そういう非常に眼の可愛いペルシャ猫が前にいて、丸十年間愛育した。戦争中も艱難を共にしたし、(空腹のために子猫達へ何処からか鮭の罐詰の空カンを咥えて持つて来たことがあつた)、(略)決してモノをわるくねだらない猫だつた。猫王である。」
「戦争中に鮭」で、おや、と思う。同様の描写が大佛次郎の「猫のいる日々」の中にあった。
「私の猫達」より、抜粋。
「――昨日われわれは映画の『巴里の空の下』を見て来ましたが、それに裏町の猫婆さんがでます。(略)
あの映画は全部満点の良い作品ですが只一つのケッテンは、二度目の猫達のでの、肝腎の牛乳を貰う時に、猫が空腹でないことです。さすがのデュヴィヴィエもこれはぬかりだつだでしよう。一度目のでの、婆さんに八方から啼きかかるところは、本当に腹が減つています。家内はその時に『お婆さんは辛いだろう』と実感したのでしたが、二度目の乳を貰う時は、『なんだ、猫はみんなモノを食べたあとだ』と思つて、私に『この映画の人は猫を知りませんね』といいました。」
まさかデュヴィヴィエ監督もこういった視点からダメ出しされるとは、思っていなかっただろう。名作の誉れ高い作品であるが、そういう場面があったとは、観たくなった。
NHKも、以前は何度も放送していた「天井桟敷の人々」や「女だけの都」ですら、放送しなくなった。頼みますよ、ホント。
余談だが、映画絡みで気になった報道。
「ミヤネ屋」でかつてのファーストレディー達についての紹介があったが、フランスのサルコジ前大統領夫人のことをドラマも真っ青の「昼顔妻」だとかって…。
よりによって、フランスである。映画好きとしては「え、大統領夫人がセヴリーヌ(C・ドヌーヴ演じるセレブな人妻)のようにああいった館に行っていたの」などと、思うではないか。
昼顔=不倫、どころではないのにねえ、原作と映画は。
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by suezielily | 2015-03-30 16:09 | 猫書籍