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途方に暮れて、人生論

保坂和志の「途方に暮れて、人生論」のなかの「人生を感じる時間」より、抜粋。
「 家の猫たちは外に出していないから、私の視界の中で、(略)たまに猫同士で取っ組み合いをしたり、私に『遊べ』と催促したり、(略)そんな感じで毎日が過ぎていく。
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もっと田舎で、車にはねられたりする心配がなければ、猫たちも外で楽しく遊べるのに、と思うこともあるけれど、家のまわりのノラ猫たちを見ていると(略)ノラ猫たちもだらだら一日を過ごしていて、元気にびゅんびゅん走り回っているわけではない。」
「外の猫たちを見て『愛』について思う」より、抜粋。
「じかには触らせないけれど、猫たちはみんな私になつき、私を頼っている。(略)問題は『愛の感じ方』と『愛のあらわし方』のあり方なのだ。(略)
生まれてから一定期間母親に面倒をみられなければ成長できない哺乳類という意味で、猫にもおそらく人間と同質の『愛』があり、『愛』はそれぞれの猫の内部そのものであるために、毎晩エサを食べに来る猫たちに私は『愛し愛され方』を教えることができない。
というか、一度猫たちの内部で確定してしまった『愛し愛され方』を変えることができない。」
「『土地」と一緒に生きるということ」より、抜粋。
「 私に『取材旅行に出ないか』と言ってくる(略)人がいるが、そのたびに私は『猫がいるから無理だ』と答える。そうすると向こうは『じゃあ、猫の世話をできる人間を手配する』と言うのだが、それは田圃にお金を撒けば収穫できるというのと同じ発想だ。誰かに世話を任せたら『猫を飼っている』ことにはならない。」
 「世代像がないから人生と向き合える」より、抜粋。
「 私の学年(略)は中学二年か三年でポップス=洋楽を聴きはじめるのが普通で、中学二年、七〇年の秋に私がラジオでポップスを聴くようになったとき、(略)ビートルズの最後のヒット曲である『レット・イット・ビー』がトップ10に残っていた最後の週だった。(略)
ツェッペリンがいて、ストーンズがいて、グランド・ファンク・レイルロードがいるロックの時代にあった、クリームは解散してもオーラを放ち、ジミヘンとジャニス・ジョブリンだって死んでもバリバリ現役だったが、ビートルズなんてあんなちょろいポップスは……という気分が支配的で、(略)
 ところが!ちょっと下の人たちから、まるで団塊の世代と同じようにビートルズからポップスに入り、他のバンドに行かずにそのままビートルズを聴きつづけた人たちが登場する。(略)もっとずっと先鋭的に私の学年では同時代には聴いたことがなかったヴェルヴェット・アンダーグラウンドなんかを中学から聴いてしまう人たちも登場した。
 そこで何か時代が変ったのだ。時代が減速して“同時代”であることの価値が弱まった、ということが一つと、もう一つは、媒体が増え日本で発売されるレーベルが増え、それにともなって批評も増えて、ロックに“歴史”が生まれた、ということなのだと思う。」
 ビートルズ、特にP・マッカートニーについては女優の藤田朋子が保坂さんの書いていることを裏付ける。
私も不思議でしょうがない。J・レノンの死について、追体験者の女性ファンが「もうビートルズは再結成されないのですね」などとのたまう。
四〇代の中居正弘が読売ジャイアンツについて、団塊の世代のファンが言っていることと同じようなノリで熱烈に語ることに似ている。
 NHKBSで六〇年代の洋楽VTRを見た時に、案外と嫌いな曲が少ないな、と感じた。七〇年代以降はジャンルも多様化するから、というのと保坂さんのいう「媒体が増え日本で発売されるレーベルが増え、それにともなって批評も増えて」ということだろうか。

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限界芸術論 (ちくま学芸文庫)

鶴見 俊輔 / 筑摩書房


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by suezielily | 2015-05-01 17:35 | 猫書籍