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松本清張「カルネアデスの舟板」

 松本清張の「カルネアデスの舟板」
「文庫: 234ページ: 角川書店 (1959):ASIN: B000JASFEY:発売日: 1959」
 以下、本文より抜粋。
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「  一    
昭和二十三年の早春のことである。 ××大学教授玖村武二は、中国地方の或る都市に講演旅行に行った。玖村は歴史科の教授である。彼をよんだのは、土地の教職員組合であったが、ひどく盛会で、会場に当てられたその大学の講堂は満員になった。」
「 緊急避難の問題は古くから論じられている。『カルネアデスの板』というのがある。カルネアデスは西暦紀元前二世紀ごろのギリシャ哲学者である。大海で船が難破した場合に、一枚の板にしがみついている一人の人間を押しのけて溺死させ、自分を救うのは正しいかという問題を提出し(中略)た。」
「『君は、いい家を建てた。生活が贅沢そうだ。君は運をひき当てたね』
 大鶴恵之輔は何かと言えば、それを繰り返した。(中略)それを度々聞くと玖村はこっそり意地悪くなった。よし、そんならもっと見せてやろう、という加虐的な心理になった。」
「 社会科の歴史記述が『偏向』しているのは、当然だとしている。戦後、今までの旧い日本歴史は破壊され、その民主化は唯物史観的な左翼の理論に支えられて今日に及んでいる。それを支持してきたのは現場の学校教員である。若い教員ほど進歩的理論を抱き、全国に厖大な組織を持っている。『偏向的』な本が売れてきたのはそのためである。いや、売らんがために教科書会社がそのような内容をつくったのである。出版会社にイデオロギーはない。イデオロギーを教科書に盛ったのは、商売のための手段にすぎない。進歩的学者に執筆を依頼したのは、その手段の手段である。」
「 文部省がそのような新しい処置に出れば、教科書会社は恐慌を来たして、その趣旨に副う教科書を作るに違いない。彼らは「思想統制反対」などと文部省に楯ついても始まらないことを知っている。先ず商売が第一である。教科書の発行部数は全国で千数百万部に上る。競争会社は互いに鎬を削っている。脱落してはならない。商売が絶対である。」
「新年度の異変というのは、この十六人委員会のFが、それまでほとんど無気力だったものが、急に発言を強くした──具体的に言えばAからEの第一段階の審査で合格した教科書原稿でも、ここで落しはじめた」
 あらすじ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%83%87%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9D%BF
「玖村武二は歴史科の教授であった。玖村は終戦後、進歩的な唯物史観を展開し、日教組から喝采を浴びていた。歴史教科書の執筆担当になった彼は、教科書会社から莫大な収入を得て、田園調布に自宅を建てた。玖村は、講演旅行の際、かつての恩師・大鶴恵之輔を訪ねることを思いつく。大鶴は戦時中、国家的な歴史観を講じたことが原因で大学を追放されていた。大鶴は玖村に大学復帰のための運動をしてくれるよう懇願してきた。」
 玖村が大鶴の田舎を訪ねる場面。かつては勢いのあった教授然とした佇まいは皆無で、弟夫妻の家に居候の身の上でありながら家父長のような振る舞い。
この描写で、三島由紀夫の「愛の渇き」を思い出した。
ヒロインが亡き夫の父の、まるで情婦のような生活を送る関西の田舎に、義父の知人である官僚?が訪ねてくる予定であった。結局客人は現れず、現役を退いた義父は息子夫婦らの前で威厳をみせることもできず、かつての同僚に軽んじられた形になるのだ。
 話は清張作品に戻す。
最近、三省堂書店に何か問題があったようだが。
教科書に載った国語作品ネタを調べていたら、三省堂教科書に掲載される作品は難解である、ということらしい。そうなの?
 国語よりも社会の教科書がいろいろあるのだろうけど。
 『カルネアデスの板』…タイタニックの、あの場面。
女性のほうがディカプリオよりも大柄なので、何か説得力に欠けたかな。
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by suezielily | 2015-11-17 14:59 | 文学