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けものたちは故郷をめざす

 安部 公房の「けものたちは故郷をめざす」
http://sanbunraku.blogspot.jp/2012/07/blog-post_28.html
http://vahnarossy.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
 大東亜戦争敗北後の満州を、日本に向けて脱出を図る日本人の若者、久木久三が主人公の長編小説。
 高という日本人との混血の正体不明の大陸人と一緒の逃避行を描いたもの。
「 249ページ: 新潮社:ISBN-10: 4101121036:ISBN-13: 978-4101121031
発売日: 1970/05」
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以下、本文より抜粋。
「昨日の中に今日があるように、今日の中に明日があり、明日の中に今日があるように、今日の中に昨日が生きている。そんなふうなのが人間の生活だと教えられ、彼もまたそれを信じてきた。しかし戦争の結果はそうした約束をばらばらな無関係なものに分解してしまったのだ。いまの久三にとって、昨日と明日は、もはやなんのつながりもないものになってしまった。

 二時間たてば、ここはもう昨日とも呼べない他人の土地になってしまう。しかも明日については、本当はまだなにも知らないのだ。日本について知っていることといえば、学校の教科書から想像しているだけのことである___(富士山、日本三景、海にかこまれた、緑色の微笑の島・・・風は柔らかで、小鳥が鳴き、魚がおよいでいる・・・秋になると、林の中で、木の葉がふり、そのあとに陽がかがやいて、赤い実が色づく・・・勤勉なる大地、勤勉なる人々・・・)失われた恋人には顔があるが、この恋人にはまだ顔もない。」 
 少年時代は満州で過ごした安部公房であるから、いくらかは体験に基づいてはいるのだろう。
それにしても、大変酷なラスト。

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他人の顔 (新潮文庫)

安部 公房 / 新潮社


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by suezielily | 2015-01-31 00:05 | 文学