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文豪怪談傑作選 三島由紀夫集

  「文豪怪談傑作選 三島由紀夫集 雛の宿」東雅夫編(ちくま文庫)より、目次。
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「朝顔/雛の宿/花火/切符/鴉/英霊の聲/邪教/博覧会/仲間/孔雀/月澹荘綺譚/雨月物語について
柳田國男『遠野物語』/泉鏡花/内田百間/川端氏の『抒情歌』について/ポップコーンの心霊術――横尾忠則論/小説とは何か」
 以下、「朝顔」より、抜粋。
「 私の妹は終戦の年に腸チフスで死んだ。私は妹を大そう愛していたので、その死は随分とこたえた。妹の死後、私はたびたび妹の夢を見た。夢の中では妹は必ず生きていた。」
 妹の美津子が猫を抱いて、兄の平岡公威と写っている写真はネット上でも検索できる。
 「雛の宿」より、抜粋。
「 僕はその少女と、パチンコ屋を出る始末になった。
『この子はよっぽど無邪気なんだろうか。それとも子供らしく見せかけた娼婦なんだろうか』
『君って誰でも行きずりに附合うの?』
『ううん、あなただけ。きょうはお雛様でしょう』」
芥川龍之介に「雛」という短編があるが、そちらは兄と妹の仲は良くない。三島作品と混乱することがある。
 「花火」より、抜粋。
「 昔の大将の身代り首というものがある。活動写真のスタンド・インというものがある。他人の空似というのは実際にあることだ。  
そろそろ夏休みがはじまるので、C大学の僕は夏休み中の何か収入のいいアルバイトを探していた。」
「『今思いついたんだが、運輸大臣の岩崎って知ってますか。じっと顔を見つめておやんなさい。そうすれば、あとでたんまりお祝儀が出ます』」
 「仲間」より、抜粋。
「 お父さんはいつも僕の手を引いてロンドンの街を歩き、気に入った家を探していました。ある晩のこと、あの人に会い、あの人は少し酔っていましたが、蒼白い顔で、『私は永いこと、こんな風に煙草を吸う子供を探していた』というのでした。」
 訳が分からないけど、好きな作品である。同性愛の暗示もある。
 「孔雀」より、抜粋。
「 ある晩、いきなり訪ねて来た男が刑事であったのには、富岡もおどろいた。十月二日の未明に、近くのM遊園地で、二十七羽の印度孔雀が殺され、その記事に一種の感動を受けているうちに、明る晩刑事が来たのだった。」
 「月澹荘綺譚」より、抜粋。
「 以下は私が老人から聞いた話である。勝造が月澹荘の生活に近づいたのは、侯爵家の嫡男の遊び相手としてであった。嫡男の照茂は、何一つ自分の手を汚そうとしなかった。蜻蛉を釣るにしても、勝造に釣らせて、それをただじっと見ている。」
 侯爵家の嫡男の遊び相手…
平岡家は華族ではないが、公威少年の周辺にそういう人たちはいたから、実話に基づいているのかなあ。
江戸川乱歩や横溝正史もそうだけど、裕福な幼馴染がいて、海外文学(とくにミステリ)の原書を借りたりしていた。才能ある作家は友人にも恵まれるのですね。
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横溝正史&金田一耕助シリーズDVDコレクション 2016年 1/3号 [分冊百科]

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by suezielily | 2015-07-31 01:20 | 文学