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村上春樹「雑文集」

 村上春樹「雑文集」の「温かみを醸し出す小説を」より、抜粋。
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「 結婚したばかりの頃、本当にお金がなくて(略)
 僕らは猫を二匹飼っていたので、眠るときには人間と猫と、みんなでしっかりと抱き合って暖をとった。当時なぜかうちは、近所の猫たちのコミュニティー・センターみたいなものになっていて、いつも不特定多数のビジター猫がごろごろいたから、そういう連中をも抱き込んで、人間二人と、猫四、五匹で絡み合うようにして寝ることもあった。(略)そのときに人間と猫たちが懸命に醸し出した独特の温かみは、今でもよく思い出せる。」
「安西水丸は褒めるしかない」より、抜粋。
「 その部屋に一人でこもって襖絵を描いているときに、氏の描いている魚を本物と見間違えたクーガーくらいの大きさの猫が、(略)水丸さんは大怪我をしたが、(略)それもやはり根も葉もない嘘です。
うちの雌のシャム猫がやってきて、ぐるっとまわりを回って、ちょこっと足を舐めただけです。水丸さんは極端に犬猫が苦手なので、きっとそのシャム猫がクーガーくらいの大きさに見えたのだろう。(略)
 僕はそれ以来『(略)ムラカミさんのところではずいぶん獰猛な猫を飼っておられるそうですね』というようなことを何人もの人に訊かれたが、僕が飼っていたのはただの好奇心の強い小柄なシャム猫に過ぎない。
(略)猫はまだ今のところ、襖に描かれた魚を本物のと間違えて飛びかかってはいない。
(略)そのうちに猫も水丸さんの絵の芸術性を真に理解して(今のところうちの猫にはまだ難解すぎるみたいだ)、(略)襖の絵にぱっと飛びかかるようになるのかもしれない。」
猫に「好奇心の強い」という形容がつくところが、さすが英文の飜訳も手がける春樹さんだ。
Curiosity killed the cat、からの連想だろう。ちなみに同じ名前の英国のバンドがいたけど、どうしているのかな、今頃。
 この「雑文集」には、音楽、とくにジャズに関するエッセイも多く含まれる。私はジャズにはまるで明るくはないのだが、そういう門外漢の人間にも面白く読ませるところが、さすが。
作家に専念する前の春樹さんは、ジャズ・バーを経営しておられてなかなか評判の良いお店だったようだ。惜しまれて閉店したそうだ。
名文家としても知られるビル・クロウとの対談も面白い。ビル・クロウ氏はベーシストだそうだ。
彼がベース演奏に関して語っていることを読んで、スティングがロックを辞めて?ジャズに傾倒した理由が何となく分かったような気がする。なお、クロウ氏とスティングの話は無関係で、私がそう思った、というだけなので念のために。
本当は、ジャズを真剣にやりたい。しかし、お金になりそうなのはロックだろう、白人でもあるし。とりあえずロックで巨額の富を稼いで、ザ・ポリスでもやりたいことはやりきったし、さあ、ソロで思う存分、本来やりたいことをやろう、N.Yで活動しよう…そんなところだったのでは。
私は、The Policeが、特に初期が大好きで、スティングの本来の希望をうっすらと感じていたから、それに反発を感じて、彼のソロ活動の音楽を殆ど認めたくないのかもしれない。そんなことを、ベーシストであるクロウ氏の文章を読んで思った。
 春樹さんの話に戻って。
ヤクルト・スワローズの大ファンでもあり、デビュー作を神宮球場で書いたというのは、有名な話である。
今年の日本シリーズ、「スワローズかあ…春樹さん、ごめん」という事態になってしまった。
セリーグのプレーオフで勝利を決めたあと、スワローズは神宮球場でビールかけをしていたのには、驚いた。
ホテルの大広間を貸しきって、というのが他球団では普通のことなのだろうけど。ファンの方々は神宮で直接歓喜の姿を見る事ができて、嬉しかっただろうけど、「親会社が、そんなにお金がないのだろうか」などと、心配になった。12球団存続の危機、というのは常にあるからね。
 野坂昭如さんのご冥福をお祈りいたします。
学生運動を一緒に見学した仲でしたが、三島とは。
天国に土産話は、シールズと憲法改正かなあ。三島が望んだ形ではないのかもしれないけど。
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村上春樹 雑文集 (新潮文庫)

村上 春樹 / 新潮社


日本語らしい表現から英語らしい表現へ (1962年)

那須 聖 / 培風館


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by suezielily | 2015-12-10 15:53 | 猫書籍