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三島由紀夫「橋づくし」

 三島由紀夫の短編「橋づくし」は新潮文庫の「花ざかりの森・憂国」に収録されている。
「新潮文庫 :ISBN : 978-4-10-105002-7 :C-CODE : 0193 : み-3-2
発売日 : 1968/09/15 」
「中世に於ける一 殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜萃」「詩を書く少年」「海と夕焼」「憂国」等13編
三島由紀夫「橋づくし」_e0265768_15574132.jpg




以下、本文より抜粋。
「 陰暦八月十五日の夜、十一時半にお座敷が引けると、小弓とかな子は、銀座板甚道の分桂家へかえって、いそいで浴衣に着かえた。ほんとうは風呂に行きたいのだが、今夜はその時間がない。」
「月が望みを叶えてくれなかったら、それは月のほうがまちがっている。」
「『まあ、お嬢さん、粋ねえ。黒塗りの爪紅なんて、お月さまでもほだされる。』」
「気がつくと、あれほどあきらかだった月が雲に隠れて、半透明になっている。」
「この三人の願いは、傍から見ても、それぞれ筋が通っている。公明正大な望みというべきである。」
「三人の願いは簡明で、正直に顔に出ていて、実に人間らしい願望だから、月下の道を歩く三人を見れば、月はいやでもそれを見抜いて、叶えてやろういう気になるにちがいない。」
 みなという女中が登場するが、モデルらしき女性がいる。
三島の恋人だった女性のインタビューを基にしたエッセイを読んだ事がある。彼女の家に勤めていた方の話を、ほんの小さなエピソードから三島がのちに短編にしたのを、その元恋人も驚いていたという。
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by suezielily | 2015-12-16 15:47 | 文学