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チェーホフ「かわいいひと」

「チェーホフ傑作選」のうち、「かわいいひと」より、抜粋。
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「ブルイスカという名の黒猫がじゃれてきてゴロゴロのどを鳴らすのだが、この猫のかわいいしぐさもオーレニカの琴線にふれることはない。彼女に必要なのはこんな猫の愛ではない。(略)彼女の血しおをあたためてくれる、そんな愛が欲しかった。裾にまとわりつく黒猫のブルイスカを追い払いながら、彼女は邪険に猫に言うのだった。
『さあ、向こうへお行き……。何もあげるものはないよ!』」
「サーシャというその子は、(略)その子は庭に入って来るなり、猫を追いかけはじめ、(略)『おばさん、これ、ここの猫?』と男の子はオーレニカに訊ねた。『この猫が子猫を生んだら、一匹貰えないかなあ。ママったら、とってもネズミをこわがるんだ。』」
「 サーシャをベッドに寝かしつけるときには、(略)やがて自分も横になると、まだ遠い先のおぼろげな未来に思いをはせるのだ。(略)黒猫が彼女のそばに寝ていて、のどを鳴らしている。
『ゴロ、ゴロ、ゴロ……』」
 編訳者の浦雅春による解説の「この声をとどけてほしい――編訳者解説」の「4 呼びかけること」より、抜粋。
「 オーレニカはいつも誰かを愛していなければ生きていけない。(略)そんな彼女に飼い猫がじゃれ寄ってくる。チェーホフは書いている、」このあとに続くのが上記の「彼女に必要なのはこんな猫の愛ではない。」に続く文である。
最近になって読み返したモーパッサンの「女の一生」と似たところがある。 どこがどう似ているのかは、双方を読んでみてくださいね。
 訳者によると、
「 チェーホフは誰が読んでも悲劇としか思えない戯曲を書いておきながら、これを『コメディ(喜劇)』だと主張してゆずらなかった。世の研究者や、スタニスラフスキーをはじめとする演出家や役者たちは、このチェーホフの発言に頭を悩ませてきた。だが、チェーホフの頭のなかでは『かもめ』も『桜の園』もみんなコメディだったのだ。(略)チェーホフはドストエフスキーやトルストイといったロシア文学史上の巨星が堕ちた時点から仕事をはじめた。」だそうである。
チェーホフを読むのはほぼ初めて、なので非常に分かり易い説明である。
 収録作品はいずれも面白い。
 最近、井上ひさしの妻で米原万理(お二人とも故人)の妹さんが万理さんについての本を出した。
前妻や娘さんとも揉めていた井上氏であるが…
私の想像であるが、米原姉妹との関わりは井上氏が劇作家でもあることが動機なのかな、ということだ。万理さんはロシア語の優れた同時通訳者でもあったことだし。
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可愛い女 (チェーホフ・コレクション)

アントン・P. チェーホフ / 未知谷


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by suezielily | 2016-05-25 17:27 | 猫書籍