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金井美恵子「柔らかい土をふんで、」

 金井美恵子の「柔らかい土をふんで、」より、抜粋。
講談社文芸文庫の「砂の粒/孤独な場所で  金井美恵子自選短篇集」に収録。

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「 固いコンクリートの上や大理石の上を歩く時には、前肢の爪を物をつかもうとする時のようにいくらか広げて伸ばし気味になるので、(略)松葉の混った土地の上を忍び足ではなくゆったりとして落ち着きはらった足取りでゆっくりと歩いて――湿っててザラザラしたオレンジ色の鼻孔を少しふくらませて白く光っているヒゲの先きに小さな水玉をきらめかせながら――猫がやってくるのが見え、(略)」
「 黒トラの柄の猫は池の煉瓦の縁に軽くとびのって首を長く伸ばし、桃色のしなやかにしなう舌で水面を鞭打つようにして水を舐めはじめる。」
「 煉瓦の縁に前肢を胴体の下にたたみ込んで座って半分うとうととしている猫に気づき、唇をとがらせ舌の先きを上あごに打ちつけネズミ鳴き声のような音をたてながら猫の気をひこうとするのだが、猫は眼を細めたまま耳を少し後方に動かすだけで(略)細長い葉の先きを一齧りし、猫の姿を追っていた若い娘と(略)視線があってしまうのだが、(略)」
「腹部の毛が柔らかな明るいオレンジ色で、口の周囲とあごの下までが白く、他の部分は栗茶と焦茶のしまの仔猫は、くすんだバラ色の小さな先きのとがった舌を覗かせて駐車場の入口で鳴いていて、(略)柔らかい毛皮に埋もれているように見える小さな生き物は、頼りない軽さで膝の上にはい上って来て、(略)その日の夕方から飼われることになり、(略)艶出しワックスの匂いの嫌いな猫が鼻をうごめかして小さなクシャミをして小走りに窓の外に走り出、(略)前肢を胸の下にたたみ込んだ格好でうとうとしはじめ、(略)」
 他の短編にも猫の描写がある。
「柔らかい土をふんで、」という題名ですぐに猫の話かな、と思った。饒舌体というのか、一文が長い。
主語が複数の人間であったり、猫だったりする。
「先」を猫の舌や葉の場合、金井氏は「先き」と表記し、ワード文書は「まちがいですよ」の波線を引っ張るが、余計なお世話である。金井さんにとっては猫の舌は「先き」なのだろう。
他にじっくりと読みたい本も借りてしまったので、期限までに読みきれず、図書館に返却してしまった。
金井さんのような鋭い感性を持った、美しい文章はもっと時間をかけて読むべきであるのに…失態。

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by suezielily | 2016-06-18 17:58 | 猫書籍