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芥川龍之介「老年」

饒舌録―読書感想および随想―「暗い血」和田芳恵
http://hamlet.dtiblog.com/?mode=m&no=66 
美の存在。。川端康成・三島由紀夫往復書簡集 : 光と影をおいかけて
kiramekuhi.exblog.jp/24578427/
以下、本文より抜粋。青空文庫でも読める。
「老年」   芥川龍之介
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/131_15263.html
「隠居は房さんと云って、一昨年、本卦返りをした老人である。十五の年から茶屋酒の味をおぼえて、二十五の前厄には、金瓶大黒の若太夫と心中沙汰になった事もあると云うが、

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それから間もなく親ゆずりの玄米問屋の身上をすってしまい、器用貧乏と、持ったが病の酒癖とで、歌沢の師匠もやれば俳諧の点者もやると云う具合に、それからそれへと微禄びろくして一しきりは三度のものにも事をかく始末だったが、それでも幸に、僅な縁つづきから今ではこの料理屋に引きとられて、楽隠居の身の上になっている。中洲の大将の話では、子供心にも忘れないのは、その頃盛りだった房さんが、神田祭の晩肌守に「野路の村雨」のゆかたで喉をきかせた時だったと云うが、この頃はめっきり老いこんで、すきな歌沢もめったに謡わなくなったし、一頃凝った鶯もいつの間にか飼わなくなった。」
「きこえるのは、薮柑子の紅い実をうずめる雪の音、雪の上にふる雪の音、八つ手の葉をすべる雪の音が、ミシン針のひびくようにかすかな囁きをかわすばかり、話し声はその中をしのびやかにつづくのである。
『猫の水のむ音でなし。』と小川の旦那が呟いた。足をとめてきいていると声は、どうやら右手の障子の中からするらしい。それは、とぎれ勝ちながら、こう聞えるのである。」
「紺と白茶と格子になった炬燵蒲団の上には、端唄本が二三冊ひろげられて頸に鈴をさげた小さな白猫がその側に香箱をつくっている。猫が身うごきをするたびに、頸の鈴がきこえるか、きこえぬかわからぬほどかすかな音をたてる。房さんは禿頭を柔らかな猫の毛に触れるばかりに近づけて、ひとり、なまめいた語を誰に云うともなく繰り返しているのである。」
 猫をこのような描写に使うとは、さすが芥川である。
房さんの知人たちは、年老いた彼がもはや、艶っぽい間柄の女もいないということを悟って…ということらしいが、いやいや。猫に夢中になっているということかもしれませんぞ?
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講談社


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佐藤 ピート / 講談社


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by suezielily | 2016-08-05 13:50 | 猫書籍