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イプセン「ヘッダ・ガーブレル」

ヘンリク・イプセンの「ヘッダ・ガーブレル」を借りた。岩波書店。原千代海訳。
以下、本文より抜粋。

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「ベルテ
『ええ、でも、もう一つ気がかりなことがございまして、お嬢さま。わたし、こちらの若奥さまに、気にいっていただけないんじゃないかと、(略)』
(略)
テスマン嬢
『 そりゃそうよ、ガーブレル将軍のお嬢さんだもの。(略)』」
「テスマン
『(略)こりゃ、いい帽子だ、すてきですね!』
「テスマン嬢
「『何の楽しみがあるんだね、あんたの出世に手を貸す以外、そうだろう? 頼りにする両親もいないんだしさ?(略)』」
「ヘッダ
『(指さして)ほうら!あんな古ぼけた帽子を椅子の上におっぽり出して。』」
 四人の人物の会話と演出により、テスマン家の家庭環境と人物の性格描写がよく分かる第一幕である。
美しく誇り高いヘッダ・ガーブレルは、好人物ではあるが、退屈な、それほど才能も無いイェルゲン・テスマンと結婚した。
ヘッダは、良人の叔母や女中に対しても高飛車な態度をとるが、テスマン家の仲むつまじさに馴染めないものを感じてのことも多少はあるのかもしれない。二人の叔母(一人は病床にあって、戯曲には登場しない)が自らの年金を担保に甥に出資するなど、他家から嫁いだ者からすれば、やや行き過ぎた親密さではある。
「エルヴステード夫人は(略)おずおずとして、(略)ヘッダより二つ三つ若い。くすんだ色合いの訪問着を着ているが、趣味はよいというものの、最新の流行とは言いにくい。
(略)
エルヴステード夫人
『(略)
エイレルト・レェーヴボルグも、町へまいっておりますの。』
(略)
エルヴステード夫人
(びくっとしたように相手を見て、口早やに)子供たちの先生だったもんですから。』」
「エルヴステード夫人
(略)なにかあの人が書くでしょう。そういうときは、いつもあたしたち、一緒に仕事をしたものよ。』
「テスマン
『それに、新しい本も出したっていうじゃありませんか。え?』(略)
テスマン
『おまけに、それが大評判だというんですから!』(略)
ブラック
『教授の任命は、どうも、ほかの候補者と競争の上ということになるらしい――』
(略)
テスマン
『(略)そういう目当てがあればこそ、僕らは結婚したんですよ、ヘッダと僕は。(略)』」
「ヘッダ
(冷ややかな目つきで)ガーブレル将軍のピストルよ。(略)』
テスマン
(略)おい、頼むから、ヘッダ、――そんな危ないものにはさわらないでくれ!頼むよ、ヘッダ!え?』」

この戯曲の登場人物は、イェルゲン・テスマン、ヘッダ・テスマン、ユリアーネ・テスマン(イェルゲンの叔母)、エルヴステード夫人(テーア) 、ブラック判事、エイレルト・レェーヴボルグ、テスマン家の女中のベルテ、と少ない。

検索したら、俳優座のサイトに行き着いた。他に、演劇愛好家の方たちのブログなど。ヘッダ役は女優たちにとって演じ甲斐のある役柄だそうである。
 
岩波文庫の本書には、1975年上演時の英国の女優、グレンダ・ジャクソンの写真も掲載されている。
ピストルを構えるヘッダに扮した姿である。

以前、スコットランド人のALTに、「ヴァネッサ・レッドグレーヴとジュディ・デンチ、どちらがグレートブリテンの人にとって『女優のなかの女優』なのか」と聞いたことがある。
すると、「難しい質問だ。僕はジュディのほうが好きだが、ヴァネッサだと思う」という答えであった。
「以前、彼女達がエリザベス一世やヴィクトリア女王、メアリ・スチュアートを演じたのを見たことがある。相当の女優でないと、そういう役は廻ってこないと思った」と言うと、
「グレンダ・ジャクソン、彼女は今、国会議員でもあるけど、彼女もエリザベス一世を演じたよ」と言っていた。
確か、ケン・ラッセル監督の「サロメ」に出演していた女優だという認識程度だったので、ふーん、そうなの…と思った。
たまたま手にした「ヘッダ・カーブレル」でそのことを思い出した。

イプセンといえば人形の家しか知らなかったが、面白かったです。
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http://blog.goo.ne.jp/elicamiwa/e/4bb45db931b017c3efd845eef8a330b1

愛の妖精―プチット・ファデット (1959年) (岩波文庫)

ジョルジュ・サンド / 岩波書店


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by suezielily | 2016-10-02 16:01 | 文学