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エミール・ゾラ「ナナ」

 

翻訳は川口篤,古賀照一新潮社  以下、本文より抜粋。

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「衣装戸棚の前で、姿見に全身を映しながら着物を脱ぐのが、ナナの愉しみの一つだった。彼女は、肌着まで脱ぎ捨て、全裸となって、われを忘れて長い間自分の身体に見とれていた。自分の肉体に対する熱愛、繻子のような肌としなやかな身体の線に対する惚れ惚れするような陶酔から、彼女は真剣に、注意深くなり、わが身いとしさに我を忘れるのだった。そんな恰好をしているところを何度も髪結のフランシスに見付けられたが、ナナは振り向きもしなかった。そんな時、ミュファは腹を立てるのだが、ナナはわけがわからず、呆気にとられた。この人は何を怒っているのだろう。他人の為じゃあるまいし、自分の為にしているんだもの。」『ナナ』〔新潮文庫 318頁〕

 いやー、「居酒屋」も凄まじいけどね。猫もナナたち役者の楽屋に登場、ナナを敬愛する女中のゾエも飼っているという設定です。

英訳部分。第五章より。Project Gutenbergより

http://www.gutenberg.net/ 

「彼は、椅子の上にのうのうとまるくなっている赤毛の大きな猫を愛撫していた。やがてもうろくした王様のような好人物らしい態度で、その猫を両腕に抱いた。猫は背をまるくしていた。しばらく老人の長い白ひげをかいでいたが、膠臭いにおいがいやだとみえて、また椅子に引っ返してまるくなって眠ってしまった。」

「He was stroking a great tortoise-shell cat which was lying curled up on the bench. He did so quite beautifully and ended by taking her in his arms with the tender good nature becoming a worn-out monarch. The cat arched its back and then, after a prolonged sniff at the big white beard, the gluey odor of which doubtless disgusted her, she turned and, curling herself up, went to sleep again on the bench beside him.」

「彼はここで夜をすごす決心をしているらしかったが、きょうだいの黒い子猫にうるさくつきまとわれ、後ろからは牝の親猫から黄色い目でにらみつけられているので、いささか落ち着かぬようすで、長い足を縮めていた。」

「Indeed, he kept tucking up his long legs in his endeavors to escape from a whole litter of black kittens who were gamboling wildly round them while the mother cat sat bolt upright, staring at him with yellow eyes.」

「一輪のばらの花だけが下に落ちて、まるくなって眠っている黒猫のそばでしおれていた。子猫たちは、紳士方の足のあいだを狂ったように駆けまわったり、恐ろしい勢いではねまわったりしていた。(略)彼は猫にさわらないようにと肘をすぼめていた。」

「A single fallen rose was withering on the floor in the neighborhood of the black cat, who had lain down and curled herself up while the kittens ran wild races and danced fierce gallops among the gentlemen’s legs. Clarisse was momentarily inclined to turn La Faloise out. The idiot wasn’t fond of animals, and that put the finishing touch to him! He was busy drawing in his legs because the cat was there, and he didn’t want to touch her.」


感情教育(下) (古典新訳文庫)

フローベール/光文社

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by suezielily | 2017-03-24 17:33 | 文学