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我輩も猫である

「我輩も猫である 」 公式HPより抜粋。
http://www.shinchosha.co.jp/book/101050/

「いつか、猫になった日  赤川次郎、 妾は、猫で御座います  新井素子、ココアとスミレ  石田衣良、 吾輩は猫であるけれど  荻原浩
惻隠  恩田陸、 飛梅  原田マハ、猫の神さま  村山由佳, 彼女との、最初の一年  山内マリコ」

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この選集に収録されている作品の書き出しは、参加している作家全員が漱石の「吾輩は猫である」のまくら部分を踏襲している。
赤川次郎 「いつか、猫になった日」
「1
 どうやら、私は『猫』と呼ばれるものであるらしい。」
 荻原浩「吾輩は猫であるけれど」
「 吾輩は猫である  鼠は嫌い  小鳥もダメ  虫も苦手 
でもゴキブリは好き  コリコリした食感最高!」
 この作品だけ、四コマ漫画である。荻原氏は広告製作会社に勤務経験のあるコピーライターであったそうだから、漫画もご自身の作画であろうか。
 新井素子 妾は、猫で御座います  
「 妾は、猫で御座います。
 名前は、まあ……『ファー』って呼んでいただければよろしいのではないかと。」
 石田衣良 ココアとスミレ
「『わたしたちネコ族と違って……』
 階段のうえのほうから先住猫・ココアの声がした。メスのサバトラで、目の色はグリーンだ。」
 恩田陸 惻隠
「 ワタクシは猫であります。
 ええ、確かに。はい、この肉球にかけて。
 なーんて、ちょっと人間の真似してみた。」
 原田マハ   飛梅
「 俺は猫だ。名前だって、ちゃんとある。実家の主がつけてくれた、れっきとした名前が。だけど、ここでは『若』とか『若君』って呼ばれている。」
山内マリコ  彼女との、最初の一年
「 あたしは猫。サビ猫。名前なんてないわ、だってノラだもん。」
 村山由佳作品を読んで、おや、と思った。
主人公のメス猫と、その飼い主である〈あたしのヒト〉の居る設定が、稲葉真弓の「ミーのいない朝」に似ているのである。
「 あたしたちの生まれた家は、郊外の丘の上に建つ一軒家だった。(略)
裏手はこんもりとした里山で、雑木と竹に蔽われ、朝にはたくさんの小鳥たちが鳴き交わし、夜にはタヌキが吠えたりフクロウが鳴いたりした。」
「 やがて、〈あたしのヒト〉とそいつとの間によくわからないけど決定的な亀裂が入り、(略)
なのに、〈あたしのヒト〉ときたら……。
椅子に座ったあたしの前にしゃがみ、
『さくちゃん、聞いて』(略)
『これから暮らす部屋は、東京のマンションの四階にあってね。地面は遠いし、車が多いから、お前を外に出してあげることはできないと思うの。』(略)」
 村山氏は確か、多くの動物と共に郊外に暮しておられたと思う。特に好きな作家ではないので、未確認。
週刊文春など、購買数の多い雑誌に連載を持ち、著作の発行部数も多い人気作家である。
稲葉氏は純文学の受賞歴多数の作家ではあるが、晩年は別のペンネームでジュニア小説を書いておられたという、つまり、本来のお名前では「売れる」作品を書く作家と見なされていなかった。
「ミーのいない朝」は、猫文学の特集の際に必ずといっていいほど紹介されるのではあるが、それだけでは、だったのかもしれない。
谷崎潤一郎の「猫と庄造と二人のをんな」も、その初出年度よりも早く書かれた室生犀星や、芥川龍之介の作品に良く似た箇所がある。猫ではなくて犬ではあるが、妻と夫、あるいは妾と旦那(と本妻と妾の元恋人、元飼い犬も)との三角関係、食事の際に夫が犬に嫉妬する場面があるのだ。
「真似した」のかどうかは判然としないが、村山氏のほうが「売れている」作家であること、谷崎潤一郎
作品のほうが「有名な」ことに、引っ掛かる。判官びいきであろうか。
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by suezielily | 2017-04-09 15:50 | 猫書籍