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オール讀物「猫の〈物語〉」

以下、目次より抜粋。
http://www.neowing.co.jp/product/NEOBK-2071438
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「「100万回生きたねこ」は絶望の書か 北村 薫  マロンの話  湊かなえ
◇凶暴な気分  井上荒野 ◇黒い白猫  東山彰良 ◇三べんまわってニャンと鳴く 加納朋子  ◇泣く猫  柚月裕子
◇エア・キャット 火村英生シリーズ  有栖川有栖
◇グラビア   猫に恋する作家たち ◎湊かなえ×ミル ◎井上荒野×松太郎・つぶ子
◎有栖川有栖×いく・たま ◎東山彰良×かぐら ◎柚月裕子×ピノ
◎池波正太郎/向田邦子 ほか  ◇オールタイム猫小説傑作選
猫と本を巡る旅 澤田瞳子 ◇オールタイム猫映画傑作選
猫よ出てこい 芝山幹郎  ◇妙齢おねいさん道 特別猫バージョン 伊藤理佐」
湊かなえ「マロンの話」より、抜粋。

「 僕はミル、マロンの息子だ。今日は、僕の母たん、マロンの話をしようと思う。」
「 おばやんにはこだわりがいくつかある。その中の一つが、(略)花を植える日を設けることだった。(略)
満開になった日に、小説推理新人賞を受賞した。(略)がんばって書いたのに、文学賞はすべて素通り。売れているからいいじゃないか、と言うのは大概、世話になっていない人たちで、(略)
 藁にもすがる思いで植えたチューリップのプランターに、猫が寝ている。(略)そのプランターの中から生まれ出たかのように。」
「 実は、おばやんも結婚した頃から、何度も、猫を飼いたいと訴え続けていた。だけど、ほたんは(略)猫は臭いし服に毛がつくから嫌だ、の一点張り。」
「 だけど、すぐに家猫になったわけではない。おばやんとターは時間をかけてほたんを説得しなければならなかった。(略)」
「おばやんが大きな袋をさげて外に出ると、足音でわかるのか、マロンがやってきた。(略)間があきすぎるとマロンは足を止めて振り返り、おばやんを待つ。おばやんが追い付くと、また走り出す。次の週も、その次の週も。おばやんはゴミ捨てが好きになった。」
「 だけど、ほたんの心境にも、変化が起きていた。もともと、家族の中で一番の動物好きはほたんだ。」
「 マロンのお腹をなで、(略)封書が一通届いていた。日本推理作家協会からだった。(略)
 おばやんはまだ駐車場のセメントの上でゴロゴロ転がっていたマロンのところに戻り、頭をワシワシとなでたあと、(略)担当編集者に電話をかけた。」
「 四月下旬、おばやんは朝から東京へ出かけていった。(略)
『俺があの時、様子を見に行かなければ、マロンと子猫たちは死んでいた』
 (略)おばやんは日本推理作家協会賞短編部門を受賞した。(略)今回はいい流れが重なったのだ。(略)受賞日は、マロンの招き猫認定日となった。」
「 かわいくかしこい子猫たちの貰い手は、(略)すぐに決まった。(略)マロンはあまり寂しそうではなかった。
 最後の一匹までは。
(略)猫にとって、二が一になるのと、一が〇になるのには、大きな違いがある。マロンは走り回るようになった子猫たちを集める時は『グルニャ(集合)!』というふうに鳴いた。
(略)『グルニャ』はどんどん悲しいトーンに変っていったけど、(略)鳴きやまないマロンにほたんは言い聞かせた。」

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by suezielily | 2017-05-14 17:52 | 猫書籍