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尼僧ヨアンナ

ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチの「尼僧ヨアンナ」 を読んだ。岩波文庫。関口時正訳。

「本当にあった怖い話を小説化。ヤロスワフ・イヴァシュキェヴィッチ『尼僧ヨアンナ』 - mg-ミリグラム-の本棚」より抜粋。
イヴァシェキビッチの「尼僧ヨアンナ」を借りた。岩波文庫。

http://glleco.hateblo.jp/entry/2015/09/27/083000

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以下、本文より抜粋。


5ページ
「Ⅰ
 ひどい悪路を、しかも乗り心地のよくない幌馬車にゆすられながら、スーリン神父は、管区長の命令でこれから訪れる修道院についてあれこれ思いめぐらしていた。」
71ページ
「Ⅴ
 『ようこそ。お待ちしておりました』尼僧マウゴジャータはそう言って、スーリン神父の手に接吻した。
『尼僧長様は昨日の夜からずっとお待ちかねでした。教誨師様のお越しになることはいち早く御存知で』
(略)
 ドアが開き、尼僧長“天使の”ヨアンナが入ってきた。
 彼女は、(略)小柄でやせた女性であった。ゆったりとした黒衣、背の中ほどまで垂れかかる大きな頭巾、ふつうウルシュラ会の修道尼がつけているものより幅広く裁たれた白い大きな襟――すべてはそのゆるやかなひだの波によって尼僧の奇形を隠すためのものだ、スーリンはそう気がついた。(略)
尼僧ヨアンナは(略)深々と膝を折って優雅なお辞儀をした。そして身を起こしてスーリン神父の方を見た。」
84―85ページ
「『わたしをお守りください、神父様、わたしをお守りください』(略)
 そして今にも出て行くかに見えたそのとき、彼女は(略)突然、(略)まるで怒った猫のような不快なきいきい声を発したのである。(略)
ヨアンナの顔は別人かと思われるほど変わって、(略)その目は、(略)夕暮れときの山猫のように見開かれ、(略)神父は(略)その恐ろしい目から逃れることはできなかった。」
89ページ
「Ⅵ
(略)
ヴォウォトコヴィッチは小躍りして叫んだ。ソーセージを前にした猫のように目を光らせた彼は、修道院の出来事を知りたいばかりに、(略)廷臣たちと話していたことはけろりと忘れてしまった。」
198―199ページ
「ⅩⅠ(略)
 突然ヨアンナは猫のように体をふくらませた。(略)
『でも一体、あなたがわたしに示してくださるというのはどんな道です?(略)
どうせあなたの望みは、わたしがおとなしくなり、(略)要するにほかの尼僧たちとまったく同じように、平凡でみすぼらしい尼さんになれということ。(略)
ああ、あなたにわたしを聖女にする力があったら!
(略)偉そうにわたしに命令なさる神父さん、あなたにわかるの?(略)
いっそ悪魔たちといっしょの方がまし……』
 この乾いた激しい早口の言葉の急流が彼の上にほとばしって落ちるうちに、スーリン神父は(略)
その手のつけらようのない言葉に傷つけられはしまいかと恐れるかのように膝で後ずさっていった。」
212ページ
「ⅩⅡ
(略)
二人とも(略)アルコールで濁った目で二匹の猫のようにマウゴジャータ尼に見入っていた。」

 映画はNHKで昔、何度か上映しているのをうっすらと見た記憶がある。
グランディエ!
ああ、恐ろしい。

尼僧たちがアクロバティックなポーズを取って叫んでいる姿を何となく覚えている。それもモノクロ映像であったから。
実話に基づいた話であるが、小説としても大層面白かった。


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イギリス〈2〉/集英社ギャラリー「世界の文学」〈3〉

E.ブロンテ/集英社

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by suezielily | 2017-08-18 15:39 | 文学