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Katherine Mansfield 「船の旅」

 Katherine Mansfield  の「不機嫌な女たち」を読んだ。
以下、グーテンベルグより抜粋。
「The Garden Party, by Katherine Mansfield」

http://www.gutenberg.org/files/1429/1429-h/1429-h.htm



e0265768_15314722.jpg





「ガーデン・パーティー/幸福/小さな家庭教師//まちがえられた家/一杯のお茶/燃え立つ炎/ミス・ブリル/人形の家/ささやかな過去」

「幸福(Bliss)」より、抜粋。
13ページ
「灰色の猫が、腹を擦りそうなほど低い姿勢で、こっそりと芝生を抜けていこうとしている。
すぐうしろに、まるで影のように黒猫を従えて。二匹の猫の、そのすばやく、真剣で、無駄のない動きに、バーサはわけもなく身震いがでた。
 『こうして見ると猫って、なんだか気味の悪い生き物ね』」

「A grey cat, dragging its belly, crept across the lawn, and a black one, its shadow, trailed after. The sight of them, so intent and so quick, gave Bertha a curious shiver.
“What creepy things cats are!” she stammered, and she turned away from the window and began walking up and down. . . .」

29ページ
「 (略)エディがあとを追いかけた。黒猫が灰色の猫を追いかけていたように。」
「And then she was gone, with Eddie following, like the black cat following the grey cat.」

「人形の家(The Doll’s House)」より、抜粋。

70ページ
「(略)ふたりは二匹の小さな野良猫のように中庭を突っ切り、人形の家が置いてあるところに近づいた。」
Like two little stray cats they followed across the courtyard to where the doll's house stood.

「She started forward. Kezia led the way. Like two little stray cats they followed across the courtyard to where the doll's house stood.」

「小さな家庭教師(The Little Governess)」より、抜粋。
122ページ
「その髪が(略)あるいはアンズや三毛猫やシャンパンを連想させるということは、ああ、実は不幸なことではないか?」

128ページ
「 老人は(略)苺を盛った籠を取り出した。(略)
『えっ、わたしのために?』小さな家庭教師は(略)相手を押しとどめる恰好になった。
老人が小さな野良猫を差し出し、こちらの膝のうえに載せようとしているとでもいうように。」

「how tragic for a little governess to possess hair that made one think of tangerines and marigolds, of apricots and tortoiseshell cats and champagne!」

「“If Fräulein would honour me by accepting these . . .” “What for me?” But she drew back and raised her hands as though he were about to put a wild little kitten on her lap.」

「船の旅(The Voyage)」より、抜粋。
152ページ

「 テーブルのうえで駱駝のように丸くなって眠っていた白猫が身を起こし、伸びをして、欠伸をひとつすると、背中を丸めてテーブルから飛び降りてきた。
フェネラは片手を伸ばし、白くて温かい毛のなかにかじかんだ指先を埋め、おずおずと笑みを浮かべた。
今度はそっと撫でてみた。そして耳を澄まして、祖母の穏やかな声と祖父の大きくてよく響く声に聞き入った。」

「On the table a white cat, that had been folded up like a camel, rose, stretched itself, yawned, and then sprang on to the tips of its toes. Fenella buried one cold little hand in the white, warm fur, and smiled timidly while she stroked and listened to grandma’s gentle voice and the rolling tones of grandpa. 」

「燃え立つ炎(A Blaze)」より、抜粋。

174-175ページ
「『そう、あなたはご主人を愛している。子猫とクリームの原則において。
あなたはおなかを空かせたかわいい子猫ちゃんで、ヴィクターは給餌係なんだ。(略)
胸に抱えてどこへでも連れていく。そいつのちっちゃなピンクの爪が男の心というものを引き裂くことができるなんて、夢にも思っちゃいないんだ』」
「 エルザは(略)笑みを浮かべた。
『(略)猫が撫でてもらいたいと思うのと同じことよ。(略)本気で愛されて当然だと思うわ。
でも、どんな相手にも心を許すつもりはない。(略)』」

「”You only love Victor on the cat-and-cream principle—you a poor little starved kitten that he’s given everything to, that he’s carried in his breast, never dreaming that those little pink claws could tear out a man’s heart.” 」
「”I can’t help it. I can’t help seeking admiration any more than a cat can help going to people to be stroked. ”」


「蝿(The Fly)」より、抜粋。
216ページ
「蝿はまず片方の翅を、(略)伸ばそうとしていた。(略)
今度は尻を落とし、小さな猫のように顔をきれいにしはじめた。」

原文を読むと、「人形の家」の労働者階級の姉妹は、中流階級の少女たちとは話し方も違うんだねー。
音声が聞こえてきそうだニャ。

 マンスフイールドは、わずかに34歳で亡くなっている。
裕福な育ちで夫がいることを除けば、同時代の作家に一目置かれていたことといい、日本で似た存在を探そうとすれば、樋口一葉ということになろうか。

樋口一葉については、菊池寛の「真珠夫人」で、若き芸術家たちと主人公というか語り手の青年が文学論を戦わす際に、芥川龍之介がモデルと思しき俊才が、「明治時代きっての作家は一葉」と論破する場面が印象的である。


「続D.H.ロレンス」の短編の中にもちょいちょい出てきますよ、猫が。

http://www.gutenberg.org/files/44385/44385-h/44385-h.htm#heading_id_1200
http://www.gutenberg.org/files/1472/1472-h/1472-h.htm#link2H_4_0013
http://www.lamaquinadeltiempo.com/mansfield/04dollh.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~YZ8H-TD/misc/ACupOfTeaJ.html
The Prussian Officer and Other Stories, by D. H. Lawrence
http://www.gutenberg.org/files/22480/22480-h/22480-h.htm

http://www.gutenberg.org/files/44385/44385-h/44385-h.htm#heading_id_1200
http://www.gutenberg.org/files/1472/1472-h/1472-h.htm#link2H_4_0013
http://www.lamaquinadeltiempo.com/mansfield/04dollh.htm
http://www.asahi-net.or.jp/~YZ8H-TD/misc/ACupOfTeaJ.html
The Prussian Officer and Other Stories, by D. H. Lawrence
http://www.gutenberg.org/files/22480/22480-h/22480-h.htm

Selected Stories (Oxford World's Classics (Paperback))

Katherine Mansfield/Oxford University Press, USA

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いまモリッシーを聴くということ (ele-king books)

ブレイディみかこ/Pヴァイン

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芸能人と文学賞 〈文豪アイドル〉芥川から〈文藝芸人〉又吉へ

川口 則弘/ベストセラーズ

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続 D・H・ロレンス名作集

D.H. ロレンス/文化書房博文社

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キャサリン・マンスフィールド傑作短篇集 不機嫌な女たち (エクス・リブリス・クラシックス)

キャサリン・マンスフィールド/白水社

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by suezielily | 2017-09-02 16:56 | 猫書籍