猫を題材にした小説随筆や猫好き作家をご紹介
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ベル(五十鈴)や
私が好きな俳優や映画監督、作家、ミュージシャンなどは既に故人か高齢者である事が多い。現代の表現者に惹かれることが少ないというのは、文化というのは発展するというよりは、むしろ後退しているのではないかと思う。
山田五十鈴さんが亡くなられた。ベルさん、というのは彼女の愛称。内田百閒の「ノラや」に引っ掛けた題にしてみた。追悼文を書く程、彼女の出演映画や舞台を見ていない。映画はTVでいくつか見ているのだろうけど…。
黒澤の「蜘蛛巣城」は「マクベス」を題材にしたものだという。
ちらっと見たが、山田さんは欧州のどの女優よりもマクベス夫人らしい迫力であった。
「猫と庄造と二人のをんな」の映画で山田さんは品子役だという。
追悼番組で放映して貰いたい! 私が原作で品子に持っているイメージは、樋口一葉を更にきつくしたような細身の神経質そうな女性なので、ふくよかで大らかな山田さんとは、庄造役の森繁久弥(社長の印象が強い)と併せて違うのだが。
先日、福岡に滞在中、ブックオフで有吉佐和子の「開幕ベルは華やかに」を購入。 山田五十鈴と杉村春子を足して2で割ったような大女優が主役。 偶然、山田さんの訃報を耳にした。 山田さんは有吉の「香華」「芝桜」など、舞台劇の常連だったという。
「必殺仕事人」はカッコ良かった。 中条きよしが葬儀の際、「大女優と呼べるのは彼女だけ」と言っておられたのが印象に残る。 ドラマでは確か「三味線屋」だし、息子という設定であった。女優の1人が製作者側との関係で出演していたので、山田さんがその事を嫌っていたという報道もあった。確かにあの役柄は仕事人ではなかったし…というと、どの人かお分かりかな。高島弟が以前、名作文学のナレーション劇を企画した際、大物俳優が沢山出演を快諾し、その中に山田さんの丁寧な参加依頼があったという。後輩の若い俳優が素晴らしい企画を、と嬉しかったのだろう。
ご冥福をお祈り致します。
大奥にネコ
十朱幸代主演の「春日局」が放送されていた。秀忠の長男である鶴千代(だっけ?)が生後間もなく死亡し、お福(春日局)が家康との不義の子を隠し育てていて、その赤子を将軍家の実子として偽る…という荒唐無稽な筋になっていた。まだ替え玉の赤子が見つからない時。大奥にシャム猫が飼われている。猫の鳴き声は人間の赤ん坊と似ているから、といって大乳母(草笛光子)が猫の耳を噛んで泣き声を偽る、という場面があった。ネコ好きとしては面白いシーンだが、有り得ない設定。この映画、十朱さんの声で「私、権力に抱かれとうございます」というキャッチコピーだったような。十朱さんのような勝気な女性が「あたくし」って言うの、カッコいいなあ。「ハイヒールで蹴られたい」という御仁もおいでだろう。
山田五十鈴さんが亡くなられた。ベルさん、というのは彼女の愛称。内田百閒の「ノラや」に引っ掛けた題にしてみた。追悼文を書く程、彼女の出演映画や舞台を見ていない。映画はTVでいくつか見ているのだろうけど…。
黒澤の「蜘蛛巣城」は「マクベス」を題材にしたものだという。
ちらっと見たが、山田さんは欧州のどの女優よりもマクベス夫人らしい迫力であった。
「猫と庄造と二人のをんな」の映画で山田さんは品子役だという。
追悼番組で放映して貰いたい! 私が原作で品子に持っているイメージは、樋口一葉を更にきつくしたような細身の神経質そうな女性なので、ふくよかで大らかな山田さんとは、庄造役の森繁久弥(社長の印象が強い)と併せて違うのだが。
先日、福岡に滞在中、ブックオフで有吉佐和子の「開幕ベルは華やかに」を購入。 山田五十鈴と杉村春子を足して2で割ったような大女優が主役。 偶然、山田さんの訃報を耳にした。 山田さんは有吉の「香華」「芝桜」など、舞台劇の常連だったという。
「必殺仕事人」はカッコ良かった。 中条きよしが葬儀の際、「大女優と呼べるのは彼女だけ」と言っておられたのが印象に残る。 ドラマでは確か「三味線屋」だし、息子という設定であった。女優の1人が製作者側との関係で出演していたので、山田さんがその事を嫌っていたという報道もあった。確かにあの役柄は仕事人ではなかったし…というと、どの人かお分かりかな。高島弟が以前、名作文学のナレーション劇を企画した際、大物俳優が沢山出演を快諾し、その中に山田さんの丁寧な参加依頼があったという。後輩の若い俳優が素晴らしい企画を、と嬉しかったのだろう。
ご冥福をお祈り致します。
大奥にネコ
十朱幸代主演の「春日局」が放送されていた。秀忠の長男である鶴千代(だっけ?)が生後間もなく死亡し、お福(春日局)が家康との不義の子を隠し育てていて、その赤子を将軍家の実子として偽る…という荒唐無稽な筋になっていた。まだ替え玉の赤子が見つからない時。大奥にシャム猫が飼われている。猫の鳴き声は人間の赤ん坊と似ているから、といって大乳母(草笛光子)が猫の耳を噛んで泣き声を偽る、という場面があった。ネコ好きとしては面白いシーンだが、有り得ない設定。この映画、十朱さんの声で「私、権力に抱かれとうございます」というキャッチコピーだったような。十朱さんのような勝気な女性が「あたくし」って言うの、カッコいいなあ。「ハイヒールで蹴られたい」という御仁もおいでだろう。
by suezielily
| 2012-07-19 18:23
| TVドラマ、movie