猫を題材にした小説随筆や猫好き作家をご紹介
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稲葉真弓「猫本」Best Selection 20
河出書房新社の文藝別冊 KAWADE夢ムック総特集「作家と猫」より。2000年6月30日発行。
作家の稲葉真弓氏が「猫本」Best Selection 20と題して、20冊の猫を題材にした書籍を選び、紹介文も書いておられる。以下、その20冊。
夏目漱石「吾輩は猫である」、内田百閒「ノラや」、谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」、萩原朔太郎「猫町」、阿部昭編「日本の名随筆『猫』」、阿部昭「猫に名前をつけすぎると」、曾野綾子「飼猫ボタ子の生活と意見」、吉行理恵「黄色い猫」、野坂昭如「吾輩は猫が好き」、金井美恵子「タマや」、群ようこ「ビーの話」、谷村志穂「いつものお茶、いつもと違う猫」、三木卓「おおやさんはねこ」、佐野洋子「100万回生きた猫」、吉本隆明「なぜ、猫とつきあうのか」、柳瀬尚紀「猫百話」、村松友視・小池真理子・南伸坊「猫族の夜咄」、荒木経惟「愛しのチロ」、武田花「猫 TOKYO WILD CAT」、岩合光昭「ニッポンの猫」という陣容である。
ニャるほど。
まず、このムックに掲載するという目的で稲葉氏に河出書房が依頼したのだろうが、発行年度の2000年には彼女ももう、吹っ切れていたということだろう。
内田百閒「ノラや」の紹介文は、「私は自分の猫がいなくなったとき、オマジナイのようにこの本を抱いて、一緒に泣いたのだった。」と結ばれている。
稲葉真弓氏の「ミーのいない朝」の単行本は、私が猫本を読み始めた頃に図書館で見つけて手に取ったうちの一冊。
題名で既にネタばれであるが、稲葉さんは三毛猫のミーの後はとても別の猫を飼う気になれなかったという。
数年前に文庫が出ていたのを見つけて、今度は購入した。
あとがきにボニーという雄猫を飼うようになったとあり、良かった…と思った。
このムックにも白キジのハンサムな猫と、稲葉氏のカラー写真も掲載されている。
稲葉氏は詩人でもあり、美しい文章を書かれる。
ミーのために購入したというマンションの自室には自筆のミーの絵も飾ってある。野坂昭如「吾輩は猫が好き」の紹介文では「野坂さんって絵がうまいのね、それが何枚もの猫のデッサンを配した本書を手にしたときの第一印象だった。」とあるが、なんの、「稲葉さんって絵がうまいのね」!
若い頃の写真は閨秀作家という表現がピタリとはまる美貌で、どうしてこういくつも才能がおありになるのだろう。
谷崎作品については、稲葉氏は庄造の話として読んでおられるが、私は前妻の品子の話として読んでいる。





作家の稲葉真弓氏が「猫本」Best Selection 20と題して、20冊の猫を題材にした書籍を選び、紹介文も書いておられる。以下、その20冊。
夏目漱石「吾輩は猫である」、内田百閒「ノラや」、谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」、萩原朔太郎「猫町」、阿部昭編「日本の名随筆『猫』」、阿部昭「猫に名前をつけすぎると」、曾野綾子「飼猫ボタ子の生活と意見」、吉行理恵「黄色い猫」、野坂昭如「吾輩は猫が好き」、金井美恵子「タマや」、群ようこ「ビーの話」、谷村志穂「いつものお茶、いつもと違う猫」、三木卓「おおやさんはねこ」、佐野洋子「100万回生きた猫」、吉本隆明「なぜ、猫とつきあうのか」、柳瀬尚紀「猫百話」、村松友視・小池真理子・南伸坊「猫族の夜咄」、荒木経惟「愛しのチロ」、武田花「猫 TOKYO WILD CAT」、岩合光昭「ニッポンの猫」という陣容である。
ニャるほど。
まず、このムックに掲載するという目的で稲葉氏に河出書房が依頼したのだろうが、発行年度の2000年には彼女ももう、吹っ切れていたということだろう。
内田百閒「ノラや」の紹介文は、「私は自分の猫がいなくなったとき、オマジナイのようにこの本を抱いて、一緒に泣いたのだった。」と結ばれている。
稲葉真弓氏の「ミーのいない朝」の単行本は、私が猫本を読み始めた頃に図書館で見つけて手に取ったうちの一冊。
題名で既にネタばれであるが、稲葉さんは三毛猫のミーの後はとても別の猫を飼う気になれなかったという。
数年前に文庫が出ていたのを見つけて、今度は購入した。
あとがきにボニーという雄猫を飼うようになったとあり、良かった…と思った。
このムックにも白キジのハンサムな猫と、稲葉氏のカラー写真も掲載されている。
稲葉氏は詩人でもあり、美しい文章を書かれる。
ミーのために購入したというマンションの自室には自筆のミーの絵も飾ってある。野坂昭如「吾輩は猫が好き」の紹介文では「野坂さんって絵がうまいのね、それが何枚もの猫のデッサンを配した本書を手にしたときの第一印象だった。」とあるが、なんの、「稲葉さんって絵がうまいのね」!
若い頃の写真は閨秀作家という表現がピタリとはまる美貌で、どうしてこういくつも才能がおありになるのだろう。
谷崎作品については、稲葉氏は庄造の話として読んでおられるが、私は前妻の品子の話として読んでいる。





by suezielily
| 2012-12-25 19:36
| 猫書籍