猫を題材にした小説随筆や猫好き作家をご紹介
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ガルシア=マルケス「この村に泥棒はいない」
G・ガルシア=マルケスの「この村に泥棒はいない」より、抜粋。新潮社。飜訳は安藤哲行。1960年の作品。原題は”En este pueblo no hay ladrones”
「悪い時 他9篇」の中の一篇。1958-1962年の作品群。
111ページ
「『中に入ったんだぜ』とダマソは言った。『手ぶらでもどれるものか』
(略)
『中に猫がいた』と彼は言った。『でっかくて、白い奴が』」
114ページ
「 アナは、猫のように澄んだ夫の目をまともに見た。『誰かに見られたかも知れないしね』
(略)
『誰にも見られてるもんか』」
143ページ
「 (略)すると、そこに猫がいた。
その生き物は、驚きもせず光の中から彼を見つめた。(略)昼間はその猫を玉突き場で見たことがなかったのに気づき、いくぶんぞっとした。(略)
『しっ!』と言ったが、その生き物は平然として動かなかった。そのとき、彼の頭の中で音のない爆発のようなものが起こり、猫は彼の記憶からすっかり消えてしまった。
(略)ハンモックが吊られていた。それもまた、前とは違っていた。」
マルケス作品のうち、短編中篇をいくつか読んだが、猫がちょいちょい登場するものがあった。
そんなに重要ではない場面でやや唐突に、猫が出てくることがかえって猫が好きなのではないかと思っていたら、「この村に泥棒はいない」にはキーになる部分で登場する。
ポーの「黒猫」や、ケインの「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を思わせる。
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by suezielily
| 2017-07-30 17:15
| 文学