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コレット 「青い麦」


 シドニー・ガブリエル・コレット(Sidonii-Gabrielle Colette)の「青い麦」を読んだ。
堀口 大学訳 新潮文庫
以下、本文より抜粋。



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27p
「『ちょいと!坊や!』
 彼をはっとさせたその声は、若くて命令的だった。フィルは(略)白いハイヒール姿でパラソルをついて立つ白衣の貴婦人に振り向いた。(略)
にっこりしながら言葉の調子を改めた婦人の視線を感じ、初めて顔を赤らめた。」
56―57p
「最初《ちょいと!坊や!》と呼びかけ、次には《ムッシュー》と言い直して、彼に質問したあの婦人だった……。(略)
『わたしに食ってかかるのはよしてちょうだい』白衣の婦人が言った。(略)
 彼女の言葉と薄笑いを含んだその非常な眼差しが、フィリップを傷つけた。(略)
『オレンジエードを一杯召し上がっていらっしゃい、ムッシュー・フィル。ね、そうなさいましよ』(略)
『わたし、マダム・ダルレーと申しますのよ』」
77p
「(略)時には檀の生垣の上で、小賢しく猫の鳴き声を真似る一羽のみみずく以外には、目覚めている鳥とてなかった。」
(略)


 以前NHKで映画も上映されていたような記憶がある。
 
 フランスやイタリアには、少年に美しい年上の女性が恋愛の指南をするという美しい習慣がある…って、あれ? (笑)
「青い麦」でも、マダム・ダルレーが少年に興味を持ってはいても、やや無礼な振る舞いをたしなめ、
「私に接するなら礼儀をわきまえなさい」とばかりに、やんわり、エレガントに叱責してみせるのであった。
マダム・ダルレーの出番は思ったよりも少ない。
フィルの幼馴染で婚約者同然のヴァンカが、マダムに比べて子供っぽいので、物足りなくもある。
映画版はエドヴイージェ・フィエールだそうです。人妻。
そりゃあ小娘はかなわないわー。

 そして、なんといっても堀口大學の飜訳である。
飜訳された日本語が目立ちすぎるというのは、いいことなのか悪いことなのか…
フランス語が全く分からないので、原文どうりなのかという判断ができない。
ともかく、堀口氏の飜訳はまるで彼の作品であるかのごとく、美しい洗練された日本語である。

 翻訳者のなかで、特に優秀なのはロシア文学やフランス文学の翻訳家であるという。
想像するに、英語米語よりも、習得するのに時間をかけることと、困難であることが要因ではないか。

 フランス文学は、他にも中原中也、青柳瑞穂、生島遼一、新庄嘉章、桑原武夫、野崎歓など、スター文学者、翻訳者揃いである。
 
 コレットには「牝猫("La chatte")」という作品もあるので、そちらも読んでみたい。 


英語訳のサマリー
The Ripening Seed Summary - eNotes.com
https://www.enotes.com/topics/ripening-seed
光文社版の和訳の抜粋 
http://epi-w.at.webry.info/201401/article_2.html

コレット青い麦』|文学どうでしょう

ameblo.jp/classical-literature/entry-10964236226.html

1153夜『青い麦』シドニー=ガブリエル・コレット|松岡正剛の千夜千冊

1000ya.isis.ne.jp/1153.html

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ダントンの死―他2篇 (1949年) (世界古典文庫〈第107〉)

ビューヒネル/日本評論社

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ヴォイツェク ダントンの死 レンツ (岩波文庫)

ビューヒナー/岩波書店

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by suezielily | 2017-12-04 17:17 | 文学