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田尻久子「猫はしっぽでしゃべる」


 田尻久子の「猫はしっぽでしゃべる」を読んだ。ナナロク社。
以下、本文より抜粋。


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「路地裏の猫」より
40-45p
「 読んでいる新聞の上に猫は乗る。(略)その上で寝転がったり、毛づくろいをしたりする。(略)
なかには、新聞が好きでたまらないという猫がいるかもしれないが、ほとんどの猫は違う。乗るのは本でも(略)
携帯電話でもよくて、共通するのは猫の同居人がそれに集中しているということだ。(略)
愛でろと言っている。猫と暮らしている人は、みんな知っていることだ。家に友人が五、六人来たときのこと。(略)
四匹いるなかで一番大きいコテツという猫が、いそいそとちゃぶ台の真ん中に寝転がった。(略)
一番の甘えん坊で、撫でてくれるなら誰でもいいのだ。(略)
でも、猫と暮している人はあまり猫を怒れない。」

「 よく作家は猫好きが多いと言われる。(略)猫も作家も、自由を好む。(略)
私だって猫だけではなく、(略)ムササビだって好きだ。(略)
小学生のとき、仔猫を拾ったことがある。(略)空家の庭でこっそり飼っているうちにいなくなってしまった。いま考えると不法侵入だ。
 猫ほど見飽きない動物はいないような気がする。(略)もし私が絵を描くのが得意だったら、飽きることなく猫の絵を描くだろう。(略)
家に四匹もいるのに、外で猫に出くわすとつい見とれてしまう。(略)
でも、ペットショップの猫だけは見たくない。あんな狭い檻のなかで、仔猫とも言えない大きさになって売れ残っている猫を見ると謝罪したくなる。」

「(略)今も、パソコンの横で巨体を震わせている猫がいる。(略)ぱつっとした前髪のような柄なので、藤田嗣治さんから名前を頂いて『フジタ』と命名した。(略)
 猫はしっぽでしゃべる。(略)
いらいらしてパタパタとしっぽをたたくようにふる。(略)面倒くさいからしっぽだけで返事する。(略)
 人間にも、しっぽがあればいいのにとたまに思う。(略)しっぽをぱたぱたしている猫の気持ちのほうが確実だ。」

「(略)風俗街は路地裏と相場が決まっているので、猫が多い。(略)そこの客引きの人たちはみなさん猫好きだ。(略)
お兄さんと並んで客引きしている猫もいるくらいだ。行儀よく座ってお兄さんと並んでいる猫は、
“ちょび”と呼ばれている白黒の猫で、靴下猫だ。」

「 白猫だけ、店に一緒に出勤することがある。帰りに猫を連れて駐車場まで歩いていると、仕事そっちのけで『ちょっと見せてー』と言われたりする。
(略)『あー、猫のお姉ちゃんやないか。大丈夫かー』と言われた。(略)
猫もきっとそうだ。路地裏が好きな人間は、猫好きが多いような気がする。」


熊本で橙書店を経営している田尻氏のエッセイ。
「CREA」誌で以前、村上春樹が熊本の書店で朗読会を行ったことがある、という特集記事を読んだことがある。
看板猫がいるお店だった。
大きく宣伝したわけではなく、(していたら大変だ)ゲリラ的に?行われたイベントだったようだ。
それも、熊本の震災よりも以前のことだったように思う。
詩人の伊藤比呂美氏や作家の坂口恭平氏、文芸評論家の渡辺京二氏がこのエッセイ集に寄稿しておられるので、
その熊本の書店というのは田尻氏のお店ではないかと思う。未確認だが。

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猫はしっぽでしゃべる

田尻久子/ナナロク社

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by suezielily | 2018-07-05 16:41 | 猫書籍