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サルトル「自由への道1」


ジャン・ポール・サルトルの「自由への道」を読んでいる途中。
第一巻は「分別ざかり」
海老坂武、澤田直訳、全6巻、岩波文庫。
 


The Roads to Freedom
https://www.enotes.com/topics/roads-freedom/characters
https://ameblo.jp/classical-literature/entry-10971512601.html
https://www.iwanami.co.jp/book/b270818.html


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以下、岩波のサイトより。

「マチウ,34歳.自由を主義とし,自由を謳歌するパリの高校の哲学教師.その恋人マルセルが妊娠した.堕胎の金策に走り回るマチウ.だがその選択に賛同する友人や家族はなく,彼の生き方の欺瞞,自由の重圧と空虚さが容赦なく突きつけられる.参加=拘束(アンガジュマン)とは? 自由とは? 20世紀小説史を飾るサルトルの長編第2作.(全6冊) 」

以下、本文より抜粋。

「分別ざかり Ⅶ」より
188-189p
「 スキピオが最初に現われた。(略)
猫は厳しい顔つきでダニエルを眺めると、(略)
獰猛なあくびをした。(略)
猫は薄目を閉じて、前脚で袖にじゃれついた。(略)
ダニエルは(略)籠の中に入れた。
スキピオは(略)穏やかにじっとしていた。
次にマルヴィナがやって来た。(略)
ダニエルは他の二匹に比べて嫌っていた。(略)
猫は遠くから喉をゴロゴロ鳴らし、(略)ドアに頭をこすりつけた。(略)
猫は仰向けになって脚をぴんと伸ばしたので、(略)くすぐってやった。(略)
猫は頭を優雅に動かして、左右に体を揺すった。(略)
彼は(略)スキピオの隣に置いた。猫はちょっとびっくりしたようだったが、(略)
また喉をゴロゴロ鳴らしはじめた。(略)
ポッペは(略)彼の姿を見ると、猫は(略)ガスレンジに飛び乗った。
こいつは野良猫で、(略)ダニエルが(略)リュクサンブール公園で見つけて、連れ帰ったのだった。
気が荒くて、(略)ダニエルのお気に入りだ。(略)」

 


「Mathieu closely resembles his creator.
Like Sartre, he was born in 1905; moreover, both teach philosophy and ponder the meaning of true freedom.
Still another set of characters derives from Sartre’s study of nineteenth century French poets.
Philippe suggests Charles Baudelaire, and Daniel bears some similarity to Arthur Rimbaud.」

上の引用は↑ アメリカの?中高生向けの宿題お助けサイトのようで(スパークスノート Sparks Noteというサイトもそう)、
ダニエルがランボーで、フィリップがボードレールなのかー。
マチュウは明らかにサルトル自身のようです。
で、ダニエル君が猫を三匹飼っていて、その描写が割と多くあるので、どうしてもダニエル君に感情移入してしまう。

マチュウの「夏だ!」という心の声の描写があるので、カミュの「異邦人」を思い出しますね、どうしたって。

ノーベル文学賞受賞しているのに、蹴ったそうです。 かっけー。

サルトルというと、小説家というよりは哲学者のように思っていたので、たまたま手に取った岩波文庫の本書が台詞も多く、割と読み易そうに思った。
実際面白いが、全巻通読する自信はない。登場人物の一人、ダニエルと猫の描写は拾い物だった。
また、ダニエルは男色家のハッテン場というべき遊戯場に出没するという描写もある。もしや、三島由紀夫はこの作品のこの箇所に影響されているのではないか。「禁色」との類似点が見受けられる。 

小説家というよりは哲学者、というように思っていた作家といえば、ニーチェもそうだが、以前米国人の友人に薦められたことがある。「なんか、難しそうだけど」とか返事をした覚えがある。
彼女が以前同級生のカソリック信者に「ニーチェだなんて、神を信じないのか」と咎められた、と言うので
「信仰心と読みたい本は私なら、別物だけどね」と答えたように思う。
彼女も猫がきっかけで知り合ったので、今度サルトルのこの作品の話と「ニーチェを薦めてくれたよね」と、メールしてみようかと思う。



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サルトル全集 自由への道 第一部・第二部・第三部・第四部(断片) 3冊セット

ジャン ポール・サルトル/人文書院

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Last Chance: Roads to Freedom IV

Jean-Paul Sartre/Continuum

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by suezielily | 2018-07-27 17:03 | 猫書籍