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鉄の胡蝶は歳月の記憶に夢を彫るか
保坂和志の「鉄の胡蝶は歳月の記憶に夢を彫るか」を読んだ。
「群像」2018年8月号掲載。
以下、本文より抜粋。

「自己像年齢」より
76-77p
「 私は妻と府中のお寺に六年前の今日の夜、(略)
獣医の先生から携帯に電話がかかってきた、先生は預けていたピースが危篤だと私に言った。
ピースは二月頃から消耗が著しく、(略)
ピースは私にあまり馴れていなかったから私はピースを獣医師に預けた、(略)
ピースの日々は坦々と過ぎていた、私は本来の飼い主にかわってピースをそこに預けた、うまく体力が回復すればもう一度外猫ファミリーの一員として外に置いておくか、あるいは私が家の中で飼うか決めかねていた、(略)
姿を見せないからどこかで死んでしまったかと思っていると本来ピースの世話をしていた家の高い塀の上にいた、
猫はよれよれになっても塀に上っていたりする。
事情を話せばキリがない、(略)
とりわけピースが大人になっても甘えつづけた母猫に見守られながら息をひきとった。
その七回忌の供養をしに今日、府中に向っていると、(略)」
毎日新聞2018年8月?日版、「Topics 保坂和志さん短編集 花ちゃんとの最後の日々 『ハレルヤ』記憶や時間、生死問う」より、抜粋。
「[『花ちゃんとの最後の日々は書くことになるんだろうなと思っていました』。
猫好きで知られる小説家の保坂和志さん=写真=が、自宅で18年8カ月寄り添った片目の猫『花ちゃん』についてつづった。
猫に導かれるように書かれた表題作『ハレルヤ』や『生きる歓び』を含む4編(『ハレルヤ』新潮社)。
記憶や時間、生死、小説を書くこと、読むこととは何かを問いかけてくる短編集だ。」
『僕にとって花ちゃんがいかに特別であるか。
僕は猫のことしか詳しくないから、一番詳しい猫もことを書く。』」
保坂氏の文体は饒舌体というのだろうか、
日本の近代文学の作家はあまりお好きではないようだが、昔の作家にこのような文体は割と見られた。

by suezielily
| 2018-09-10 16:47
| 猫書籍