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猫を題材にした小説随筆や猫好き作家をご紹介


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沖田総司と黒猫

江戸時代には、黒猫を飼うと労咳(結核)が治るという迷信のほか、恋煩いにも効験があるとされた。新選組の沖田総司は労咳を患って床に伏せっていた際、この迷信を信じて黒い猫を飼っていたが、死の間際に切り殺そうとしたといわれる。(Wikipediaより)
で、その黒猫は逃げおおせたのだろうか? 総司って納屋で死んでいたのだよね? 小林信彦の「オヨヨ大統領」シリーズに沖田総司が「時穴(タイムマシン?)」をくぐって現代へ、という話がある。「オヨヨ大統領の悪夢」の中で第二部の「虚名戦争」は、「庭に黒猫がきていたようであった。」「それも一匹ではない。数匹である。」という書き出しである。沖田が黒猫を飼っていた、というエピソードを踏まえているのだろうか。
作家は沖田総司が書かれた書籍を読んで、菩提寺の千秋寺に墓参したファンの書付を見て、驚く。
総司がTVの時代劇で本人の役で登場するという荒唐無稽な内容。
沖田総司と黒猫_e0265768_14105365.jpg


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# by suezielily | 2012-06-26 18:40 | 猫写真、猫関連

林真理子「RURIKO」

まず、秋山庄太郎氏が撮影した美しいポートレイトの装丁にうっとりとする。
溥儀や甘粕大尉の名前も登場する、満州での浅井源二郎はヒロイン・浅丘ルリ子こと信子の父。彼女の幼少時が描かれる冒頭の章をすっ飛ばして先の頁を読む。こんな読み方をした人は少なからずいるだろう。
ルリ子という大輪の薔薇が咲き誇った土壌…昭和の芸能史の磁力の強さ。そのうえ、太陽が輝き、渡り鳥が飛び、ひばりが空高くさえずっていたのだ、同じ時代に。

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# by suezielily | 2012-06-26 18:26 | 文学

波の塔

数年前に他局で同じ原作のドラマを見た。 小泉孝太郎、麻生祐未、津川雅彦など。 今回の沢村一樹、羽田美智子も良かったし、脇役達の豪華さと達者さも堪能した。 清張といえば役者達がこぞって出たがるらしい。さもありなん。 
女中役でメガネをかけていた女優がまさか、麻生祐未!? ホムペでは脇役全ての名前が無かった。 彼女がヒロインを演じた時は、原作の上品さがピッタリの女性像だった。 小泉孝太郎も育ちの良さが滲み出ていて、男女の年齢差も原作にあっていた。 
原作には出ない猫、Aショートヘアが登場する。麻生裕未が飼っているという設定。この猫の結末が…猫好きとしてはドラマとはいえ、憤ったものだ。
沢村一樹版では猫の登場はない。

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# by suezielily | 2012-06-25 15:21 | TVドラマ、movie

猫好きの浮世絵師

東京スカイツリーの建設を予知した?、と話題にもなっている歌川国芳。
「猫生活」2011年1月号(リンクしている猫ブロガー様達の写真が掲載されたので購入)によると、国芳の他にも歌川芳藤(国芳の高弟)、歌川国政、3代目歌川豊国、歌川芳虎、国貞改二代豊国、明治時代の楊州周延も猫の出てくる絵を描いている。

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# by suezielily | 2012-06-21 14:16 | 猫写真、猫関連

島木健作「黒猫」

筑摩書房「動物たちの物語」に収録。初めて読む作家。札幌の生まれだという。
絶滅せんとする樺太オオヤマネコの描写。
「何という孤独であろう! しかしそこには孤独につきまとう侘しげな影は微塵もない。」「後肢を持ち上げて小便を引っかけるに止まったのである! 鉄砲を持った人間などは彼にとってその程度のものにしか値しなかったのである」
島木健作「黒猫」_e0265768_142514.jpg


第一義の道・赤蛙 (講談社文芸文庫)

島木 健作 / 講談社



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# by suezielily | 2012-06-21 14:04 | 猫書籍